エムスリーテックブログ

エムスリー(m3)のエンジニア・開発メンバーによる技術ブログです

10社経験したエンジニアがエムスリーに「出戻り」した話

はじめに

はじめまして。2025年7月1日からエムスリーテクノロジーズに入社した永江 (@yukinagae)です。

今回のキャリアでざっくり10社目。医療・金融・教育などの多様な業種、数人のスタートアップからSIerまで様々な形態・規模の会社でエンジニアとして経験を積んできました。

そんな私が今回選んだのがエムスリーでした。しかも「出戻り」です。

10社近い会社を渡り歩いてきた中で、最も働きやすく、刺激的なエンジニアリングができたのはエムスリーでした

このブログでは、なぜ私が再び戻る決断をしたのか、そしてエムスリー/エムスリーテクノロジーズのどんな点に魅力を感じたのか、私の経験を交えて紹介します。 *1


ちなみに過去の私の入社エントリを見直すと、2019年7月1日にエムスリーに入社していて、たまたま6年前と同日の入社でした。

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エムスリーに再び戻るまで

「出戻り」というからには、まず以前エムスリーに在籍していた時の話から始めましょう。

私は2019年から2020年にかけて、エムスリーのAIチームで働いていました。

当時は技術的にも刺激的な環境で、本当に楽しく働いていましたが、ちょうど1年が経った頃、知り合いから「0→1のスタートアップを立ち上げる」という話をもらいました。「本当の0→1を経験できるのは今しかない」と思い、エムスリーを去ることを決めました。ですので、決してエムスリーが嫌になったわけではありませんでした

その後、2社を経験した頃には、転職回数は10社に近づいていました。多様な業界や会社で多くのことを学びましたが、これまでの経験とスキルを「社会や周りの人に還元していく」タイミングだと考えるようになっていました。

そんな中、偶然カジュアル面談でお話する機会があったのが、VPoEの河合さん(@vaaaaanquish)でした。実は河合さんも出戻り組です(以下記事)。他にもエムスリーには出戻りの社員が多いことを知りました。

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これまでのキャリアを振り返ってみると、最も働きやすく、最も楽しく、もちろん大変でしたが密度が濃かったのがエムスリーでのエンジニアリングでした。それが「出戻り」の決め手になりました。

10社近い経験の中で、なぜエムスリーが最も働きやすく、刺激的だったのか。具体的に、どんな点に魅力を感じたのか。ここからは、私が実感するエムスリーで働く魅力を3つのポイントに絞って紹介します。

エムスリーで働く魅力

エムスリーで働く良さ、というのは前述のVPoE河合さんの記事M3 Tech Blogでも度々紹介されています。その中でも自分で最も実感している魅力を以下3つ紹介します。

  1. 圧倒的な「ギークかつスマート」なエンジニアと働ける
  2. 裁量が大きく、成果にコミットするカルチャー
  3. スタートアップ以上の圧倒的なスピード感

1. 圧倒的な「ギークかつスマート」なエンジニアと働ける

エムスリーには「どこの会社でもCTOができそうだな」と思えるような強いエンジニアがごろごろいます。上司や同僚だけでなく、自分より年下のエンジニアでも圧倒的にスキルが高い人がいます。『HUNTER×HUNTER』でいう「あいつ、ワシより強くねー?」を常に味わえる環境です。

ここでいう「強い」とは、単に技術力が高いだけではありません。技術力はもちろんのこと、プロダクトやビジネスへの強い関心を持つエンジニアが多く、「ギークかつスマート」と表現されるカルチャーが根付いています。このテーマについては、fukabori.fmでVPoE河合さんが詳しく話しているのでオススメです。

fukabori.fm

このようなプロフェッショナルなエンジニアに囲まれていると、自分自身がすごいスピードで成長できるだけでなく、チーム全体として爆発的なパワーを発揮できます。

2. 裁量が大きく、成果にコミットするカルチャー

エムスリーでは、エンジニア一人ひとりの裁量が非常に大きく、技術選定の幅も広いです。その一方で、成果へのコミットメントも強く求められます。この裁量とコミットメントはカルチャーの裏表と言えると思います。

技術選定の裁量というテーマについても前述のVPoE河合さんのfukabori.fmが詳しいですし、次の記事では「技術選定の打席に立つ経験」の重要性に触れています。

whatweuse.dev

また、社内では「ROI(費用対効果)」という言葉が毎日飛び交っていて、常にコストと生み出す価値を意識する文化が徹底されています。このカルチャーの良いところは、無駄な根回しや社内政治が限りなく少ないことです。もちろんステークホルダーとの調整はありますが、数字やロジック、ROIベースで合理的に議論が進むため、エンジニアとしては開発そのものに集中できます。いわゆる「プロトコルが同じ」なので、仕事がとても捗ります。

3. スタートアップ以上の圧倒的なスピード感

エムスリーは社員100名以上の組織ですが、仕事のスピード感はスタートアップ以上だと感じています。

例えば、3ヶ月かかると思われるプロダクトに対しても、「どうすれば1ヶ月でリリースできるか?」「もし本当にミニマムにやれば2週間でリリースできないか?」といった議論が当たり前のように行われます。これは、「いかに早くユーザーに価値を届けられるか」を重要視しているからです

実際に私が過去に在籍した1年間だけでも、3〜4個の新規プロダクトに関わり、さらにGKE基盤の構築にも携わりました。感覚としては、1年間に3倍の時間が凝縮されたような、非常に密度の濃い期間でした。

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エムスリーテクノロジーズで働く面白さ: カオスを楽しむ「総合格闘技」

ここまでエムスリーの魅力について書いてきましたが、私が今回ジョインしたのは、グループ会社を支援するエムスリーテクノロジーズです。

エムスリーテクノロジーズは2024年4月に設立されたばかりの、スタートアップのような組織です。設立経緯はこちらのYouTube動画が分かりやすいので、ぜひご覧ください。

www.youtube.com

エムスリーテクノロジーズのミッションを一言で言うと、エムスリーのグループ会社をエンジニアリングの力で支援することです。

エムスリーは毎年10〜15件のM&Aを繰り返しており、グループ会社の数は年々増え続けています。そのため、グループ会社支援の重要性はますます高まっていると思います。

M&Aの件数推移: プログラマチックM&A戦略

https://corporate.m3.com/assets.ctfassets.net/1pwj74siywcy/2so0CwAVp7HE72nxKjivOA/34e5195499c43fd5921e51bcf6569c7a/20250502_FY24Q4_Presentation_J.pdf

エムスリーテクノロジーズのエンジニアは、グループ会社のCTOとして開発を牽引することもあれば、VPoEとして組織の採用や構築を担うこともあります。私自身は、レガシーなシステムのリニューアルから、生成AIを活用した新規プロダクトの導入まで、広範囲な業務に携わっています。

毎日違う挑戦がある「総合格闘技」

支援するグループ会社ごとに、直面している課題も、技術スタックも、カルチャーも全く異なります。開発フローや技術的な制約がある中で、技術課題と組織課題が複雑に絡み合った問題に挑むことになります

これは難易度が高く、不確実(カオス)な状況を楽しむマインドセットが求められますが、その分やりがいも非常に大きいです。具体的には、以下のような面白さがあります。

  • 色々な会社の人と仕事ができる
  • 多様なドメインや技術スタック、カルチャーに触れられる
  • 裁量が大きく、自分のアクションがダイレクトに価値を生む

特に私は、レガシーなシステムのリニューアルやリプレースなど難しい課題ほどやる気が出ます。

ユーザーがすでに利用しているサービスをどうデータ移行するか、ダウンタイムを最小限に抑えるにはどうすればいいか、リニューアル後の運用フローをどう構築するか。技術的な側面だけでなく、人や組織の課題も乗り越える必要があるため、これらをすべて考えるのが「総合格闘技」のようなものだと思います。

「なんでも屋」として、技術とビジネス、そして組織課題のすべてに関わりたいエンジニアにとっては、面白い課題がゴロゴロある環境だと思います。


また、グループ会社支援のチャレンジや面白さは、以下 岩田さん(@a___iwata) の記事を読むと垣間見えると思います。

www.m3tech.blog

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おわりに

出戻りした経緯やエムスリー/エムスリーテクノロジーズの魅力を書きました。

まだ入社して1ヶ月ほどですが、エムスリーテクノロジーズでのグループ会社支援は、これまでのキャリアで培った経験やスキルを活用できる、刺激的な仕事だと感じています。

エムスリーテクノロジーズ自体はまだ設立間もない、特に面白いフェーズだと思います。一緒に、カオスを楽しみながらエムスリーグループの未来を創っていく仲間を募集しています!

We are hiring !!

もしこの記事を読んでエムスリー/エムスリーテクノロジーズでの仕事や環境に少しでも興味を持った方、ご応募お待ちしています!

jobs.m3.com

*1:エムスリーテクノロジーズは2024年4月に設立されたエムスリーのグループ会社を支援する新しい会社です。エムスリーとエムスリーテクノロジーズは別会社で立ち位置も若干違いますが、働くメンバーが近いので「出戻り」と表現しています。