エムスリーテックブログ

エムスリーテックブログ

エムスリー(m3)のエンジニア・開発メンバーによる技術ブログです

AIエージェント×OAuth 2.0:Device Flowで社内データの安全な認可を実装した話

【SREチーム ブログリレー 2日目】 こんにちは、SREチームの青木です。

エムスリーには、アクセスログや社内レポートを配信する仕組みがあります。レポートには部署や案件ごとに見てよい人・見てはいけない人がいるため、アクセス制御を行う認可システムを内製し運用しています。

この認可システムはこれまでブラウザでの SSO ログインを前提としていましたが、「Claude CodeのようなAIエージェントにレポートを読ませて集計や調査をさせたい」という要望に応えるため、OAuth 2.0 の Device Authorization Grant(RFC 8628、いわゆる Device Flow)を実装しました。本記事では認可システムへCLIでのアクセスのニーズとのDevice Flowの実装について紹介します。

浅草寺の宝蔵門(仁王門)

続きを読む

関数型まつり2026に行ってきた

こんにちは! エムスリーエンジニアリンググループ、Unit7の丸山です。

2026年7月11日と12日の2日間開催された、関数型まつり2026に現地で参加しました。 関数型言語にあまり触れたことがないのですが、これまで業務で使ってきた言語とは違う考え方に出会えて、とても良い刺激になりました。

今回の記事は、そんな関数型まつりの参加レポートです。

続きを読む

SRE NEXT 2026 参加レポート (登壇&スポンサー)

【SREチーム ブログリレー 1日目】

こんにちは、SREチームの後藤です。

本日からSREチームのブログリレーとして、いくつかチームメンバーからブログを出していこうかと思います。

7月10、11日に開催されたSRE NEXT 2026にて、エムスリーはSILVERスポンサーとしてブース出展をさせて頂きました。 また、個人としては公募セッションにて2024年以来の2回目の登壇をさせて頂きました。

今年のSRE NEXTも非常に楽しくて、活気と熱量のある素晴らしいイベントでした。 運営に携われたスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

エムスリーのスポンサーブース

続きを読む

サプライチェーン攻撃に怯えたくないので、パッケージを「寝かせる」プロキシを自作した

こんにちは、セキュリティチームの坂梨です。 皆さん、ソフトウェアサプライチェーン攻撃対策はできていますか。

2025年の Shai-Hulud(大規模なnpmパッケージ侵害事件)以降、ソフトウェアサプライチェーン攻撃が話題に挙がる機会が増えました。特に今年3月末に発生した Trivy と axios の事件は大きく騒がれ、影響調査に追われた方も多いのではないでしょうか。 4月以降も lightning や TanStack などメジャーなライブラリが被害に遭っており、毎朝「さて今日は何が乗っ取られたのかな」とニュースを見る日々を過ごしています。

ライブラリが侵害されるたびに影響調査をするのは大変です。そこで、侵害されたライブラリをインストールするリスクを軽減するため、インストール時にクールダウンタイムを強制するプロキシ(公式レジストリの内容をフィルタして配信する社内用レジストリ)を作り、開発チーム内で運用を始めました。

クールダウンしているイメージ

続きを読む

デジスマチームに転職して1年、キャッチアップで意識したこと

【デジスマ ブログリレー 4日目】

こんにちは、デジスマチームの東です。

2025年5月にエムスリーへ転職し、医療DXサービス「デジスマ診療」を開発するデジスマチームに加わって1年が経ちました。この記事では転職後の1年間を振り返り、転職直後のキャッチアップで意識したことやデジスマチームについて紹介します。

続きを読む

いま一番好きなエディタ、Zed

【デジスマ ブログリレー 3日目】

デジスマチームの立花です。 突然ですが皆さんはどのエディタが好きでしょうか。 僕は Helix が好きでよく使っているのですが、 最近また好きなエディタが増えました。Zedです。

zed.dev

動作の軽快さに惹かれて使い始めたのですが、触っていくうちに「これは便利だな」と感じる機能がいくつもあったので、 本記事ではその中から特に日々の開発で役立っているものを紹介します。

続きを読む

apple/container で worktree 並行開発を快適にするツールを作ってみた

先月マルタ共和国へ旅行に行った時の風景です。本記事とは無関係です。

【デジスマ ブログリレー 2日目】

デジスマチームの田口です。

最近 apple/container という Apple 純正の Linux コンテナサポートツールが v1 として正式リリースされました。軽量 VM ベースということで興味があり、これを使って何か面白いものを作れないかと色々触っていました。

ちょうど普段 Claude Code を claude --worktree で複数ブランチ並行で動かしていて、ブランチごとのローカルサーバの取り回しが地味な課題として残っていたので、apple/container の特徴を活かして解決できないかと考えて作ったのが、worktree(ブランチ)ごとにブランチ名のドメインを持つローカルサーバー環境を生やすツール branchbox です。本記事ではこのツールを紹介します。

続きを読む