エムスリーテックブログ

エムスリー(m3)のエンジニア・開発メンバーによる技術ブログです

出戻りVPoEが感じるエムスリーエンジニアリンググループの良いところ7選

はじめに

こんにちは、VPoEの河合(@vaaaaanquish)です。最近遊戯王マスターデュエルというゲームの世界大会で全国上位1万人*1の中に入る事ができ、何事も継続してやってみたらできるもんだなと思う日々です。

私がエムスリーに出戻りしまして、1ヶ月が経ちました。

この記事では、出戻り1ヶ月で再び感じた、エムスリーエンジニアリンググループの良いところを厳選してご紹介できればと思います。ホームランを打ち続けるエムスリーの秘密を少しでも掴んで貰えると幸いです。

公園で疲れて帰りたいwillを示す娘

 

その1:Tech Talk、Tech Blog、グループMTGの盛り上がり

私自身様々な会社との付き合いがありますが、業務のベースがオンラインになった昨今「社内LT大会を開いてみたけど盛り上がらない」「Tech Blog執筆が継続できない」という相談が来る事も少なくありません。

エムスリーエンジニアリンググループの良いところの1つに、技術に関する物事への情熱、盛り上がりがあるなと思っています。

エムスリーはエンジニアの数が100名以下の少数精鋭組織ですが、Tech Blogは年間100本前後の記事が書かれ、隔週のTech Talkでは200以上のコメントがあります。 エンジニアが全体で100名以下である事を考えると、1つ1つの発表や記事執筆に対する盛り上がりが感じられる数字かと思います。 Tech Talkは、登壇者も2週先まで埋まっている事もあるような状況で、技術を共有し合う事に対する熱量があります。

Tech TalkはYouTube公式チャンネルで公開しています。 是非私のオススメの動画を見て下さい。 www.youtube.com

この空気感は、より業務に近いエンジニア組織の方針について話すグループミーティング等や日々の会議にも蔓延しています。 特にオフラインでのコミュニケーションも疎遠になりがちな中、組織や技術を一緒に盛り上げようという意識の強さ、議論を前に進めるために心理的安全性を常に保つ全員の努力を日々感じています。

Tech Talk、Tech Blogの更新は、エムスリーエンジニアリンググループ公式Twitterアカウントにて配信しています。 是非フォローしてください! twitter.com

その2:ギークでユニークな雰囲気

エムスリーのエンジニア組織の良さとして、ギークであること、ユニークであることがあります。

先に挙げたTech Talkを例に挙げると、登壇内容には業務で得た技術知識、言語やフレームワークの話から、ネットミームに関する技術ネタまでユニークな発表が沢山あります。 YouTubeチャンネルに過去のTech Talkの動画が上がっていますので是非見てみて下さい。

www.youtube.com

前章で紹介した「ヤマザキ春のパンまつりスキャナ」以外に「NeovimでLuaを始める(Luaをしない)」「nil != nil 問題 Goという言語の失敗点」辺りが私の最近のオススメです!

個々が好きなモノと向き合って、互いにそれを認め合っている空気、多様な中のリスペクトこそがエムスリーの強い組織を支える文化だなと思います。 モノづくりに関わる私達は、技術やプロダクトでぶつかる事も少なくありません。 互いの好きなモノ、求める形、大きさ、強度が表出する事に対してリスペクトする事が何より大切だなと思いますし、この個々のユニークさは強さだと感じています。

その3:「こうしたい」「あれやりたい」がある

エムスリーに入って1ヶ月間、多くのメンバーと1on1をしてきました。そこで気付いた事があります。

エムスリーのグループリーダー、チームリーダーに聞いていくと、チャレンジしたいこと、チームをどうしたいか、など組織が良くなる事や技術者として良くなること、事業成果が上がる事、を全員が様々な形で望んで居ることが分かってきました。ベクトルの向き、大きさの違いや今出来ている/出来てないはあれども、このwillが集まっている事がエムスリーの強みなのだなと今思っています。

CEOやビジネスサイドにwillがありエンジニアが協力する姿はよく見てきましたが、エンジニア組織のリーダー達が強いwillを持っている事に改めて感動しました。 全員のwillと組織としての形や成果を結び付ける事が、私の仕事でもあるなと日々感じさせてもらっています。

上に登りたいという娘のwillをサポートする私

その4:サポーターでありリーダーである

エンジニアがSlackチャンネルでは、いつもどこでも共通基盤やデータに対する質疑が飛び交っています。

回答へのモチベーションも高く、自身の仕事の範囲に収まらないサポート力もエムスリーの良いところだなと思います。 20近いチームがあり、プロダクトもそれぞれ別のモノを作る体制でありながら、サポートしあえるのは、ここまで紹介したような心理的安全性、互いへのリスペクト、組織を良くしていきたいというwillの結果であるなと感じています。

社内だけでなく、OSSへのコミット、IPAへの報告など、技術者として業界のリーダーであることも忘れていない姿を入社1ヶ月で久々に目の当たりにしました。 当Tech Blog内でもOSSの利活用、貢献に関する解説を出していますので参照頂けると幸いです。

業務に追われるエンジニアリング組織も多い中で、皆常に何かのリーダーでありサポーターであるという考え方がエムスリーを支えているんだなと思います。

組織横断で全員が素晴らしいサポーターでありリーダーでもある姿

その5:事業価値について考える機会、環境、人

エムスリーエンジニアリンググループの強さは、何より作り手であるエンジニア、PdM、QA、デザイナーが「事業価値」について考えている事だと思います。 エンジニアリンググループ外からのリスペクトはもちろん、エンジニアリングの売上貢献換算の仕組みとしての後押しもあって成り立っている、エムスリーの強い文化の1つだなと思います。

先日公開しましたCTO山崎のブログでも、事業価値を出す事がエンジニアらしい組織文化に繋がっている事が紹介されています。 www.m3tech.blog

事業価値に紐付け成果を出すことで、エンジニアリンググループもまたギークで心理的安全性の高い空間が生まれ、willを達成できるようになります。 ここまで書いてきた説明可能な良さの循環が上手く回っている事こそが、エムスリーの強さだと改めて感じています。

事業価値に紐付いて循環している

その6:チャンスが生まれる場所の多さ

事業価値をいくら考えていても、チャンスが無ければ前に進むことは難しいでしょう。 エムスリーには、20以上もの医療に関連するプロダクトがあり、それらを支えるビジネスチーム、PdM、デザイナー、QAの組織があります。

医師の9割が登録する会員制サービスから、クラウド電子カルテ、一般の患者様が利用可能な医師質問サービスAskDoctors、病院の受付をスマートにするデジスマといったコンシューマ向けサービスまで、医療のあらゆる場面でソフトウェアを活用しています。 新しいサービスも立ち続け、昨年度も複数のサービスが立ち上げで盛り上がりました。

ご興味あれば是非、エムスリーのプロダクトサイトをご覧頂けると幸いです。 jobs.m3.com 私はサイト中段にある動画が好きで、良く見返しています。

強いエンジニアの組織文化の循環を回す欠かせないエンジンの要素として、エムスリーにはチャレンジの数があるなと思います。

その7:ダジャレの質と量がすごい

ダジャレの質と量、すごいです。

最近一番の気付きは、「牛乳を飲もう」が自然な文章でありながら既にダジャレであるということです。

モウだけに。

おわりに

複数社を経験した上で、エムスリーに出戻りして1ヶ月で感じたエムスリーの良さを書きました。

これだけ書いてもまだまだエムスリーの魅力は伝わり切っていないなと思います。

少しずつ社内の空気をより細かく丁寧に掴みながら、外にもお伝えしていければと思う毎日です。

Ask a question !!

唐突ですが「エムスリーの文化について聞きたい事」を大大大募集します!!以下Slidoより何でも送って下さい。 私とCTO山崎がTech BlogやYouTubeチャンネルを通して回答していきたいと思います。

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*1:2022年時点の情報ですが遊戯王マスターデュエルプレイヤーは95万人居るらしいです https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000116.000039514.html