エムスリーテックブログ

エムスリー(m3)のエンジニア・開発メンバーによる技術ブログです

2024年、エムスリーエンジニアリンググループで行った組織的ステップチェンジ5選。

皆さんこんにちは、こんばんは。スノーピークのノクターン*1をすでに持っているにもかかわらず、SOTOのヒノト*2を買ってしまった取締役CTO兼VPoPの山崎です。

せっかくなので違いをレビューしておくと、SOTOのヒノトはガスを充填して持ち歩ける専用タンクがあるのは便利なのですが、意外と容量が小さく、マニュアル通り連続燃焼時間は1〜2時間と意外と短いです。もちろん、ヒノトもスノーピークのノクターン同様、OD缶に直接接続すれば一晩以上連続燃焼できると思うので、ランプ側に問題はありません。そういえば、こういうときのためにキャンピングムーンのBKTC-28というOD缶互換ガスタンクを買っておいたな、と思って引っ張り出したらこれがベストフィット。最大燃焼時間も大きく延長できました。皆さん参考にしてください。

本ブログはエムスリー Advent Calendar 2024の24日目の記事です。

ちなみに昨日はAI・機械学習チームの中村伊吹(@inakam00)の素晴らしい記事でした!エムスリーエンジニアリンググループの文化がよくまとまっておりますので、まだ読んでいない人は是非ご一読ください^^。

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左がSOTOのヒノト+純正ガスタンク、右がスノーピークのノクターン+キャンピングムーンのBKTC-28ガスタンクです。圧倒的にBKTC-28のほうが連続燃焼時間が長いです。もちろん、ヒノトにBKTC-28を装着することも可能です。

はじめに

毎年、アドベントカレンダーではエムスリーエンジニアリンググループの組織的チャレンジをまとめています。

2024年4月には、私が代表取締役を務めるエムスリーテクノロジーズ株式会社*3の立ち上げなど大きなチャレンジもあり、エムスリー本体の強化とグループ会社の支援をバランスよく進めてきた1年となりました。

エムスリーテクノロジーズ株式会社とグループ会社の支援は2025年の大きく加速していくことになると思いますので、来年のアドベントカレンダーに取っておくことにして、本日はエムスリー本体の強化について「2024年、エムスリーエンジニアリンググループで行った組織的ステップチェンジ5選。」と題して説明しておきたいと思います。

昨年の記事はこちら。

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エムスリーテクノロジーズ株式会社設立のプレスリリースはこちら。

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①ばんくしことVPoE河合に権限委譲

まずは、ばんくしことVPoE河合への権限委譲を進めました。 河合さんは2023年5月にエムスリーにVPoEとして戻ってきてくれたのですが、皆さんも御存知の通り、現在関連各所で大活躍頂いております。

2024年は中途採用戦略、新卒採用戦略、各種イベント登壇、各種イベントスポンサー、テックブログレビュー、テックチャンネルレビュー、尋常ではない1on1の実施など、VPoE業のほぼ全てを自律的にこなして頂きました。

彼のお陰で、エンジニアリンググループを次のステップに変革できたことは言うまでもありません。本当にいつもありがとうございます。

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②ゼネラルマネージャー8人体制への移行

2024年スタート時点では、エムスリーエンジニアリンググループのゼネラルマネージャー(旧グループリーダー)*4は私、河合、岩佐、高島の4名でした。

2024年4月の体制変更で大垣、木田、窪田の3名が抜擢、続いて10月に横本が抜擢となり、現在はゼネラルマネージャー8名体制へと進化しています。

しかも、結果的に8名中6名がAI・機械学習チームの出身となり、今後のAI時代に向けて、準備が整った状況です。

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③主力事業とAI・機械学習チームの融合

となれば、主力事業へのさらなるテコ入れを始めなければなりません。

2024年10月より、エムスリーの主力事業を営む担当ゼネラルマネージャー*5を木田、大垣体制にアップデートして、既存開発チームへのAI・機械学習導入を強化しています。

2025年はこの取り組みをさらに加速させていく予定です。

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④全員QA体制への移行

また、窪田率いるQA体制も大きく進化を遂げようとしています。

皆さんも御存知の通り、現在、優秀なQAエンジニアの採用は熾烈な競争環境で、各社がしのぎを削る戦乱の世の中です。 私達はこの環境で戦いつつも、すべてのエンジニアが自ら品質に責任を持つ、次の段階へステップチェンジしたいと考えています。

幸い、エムスリーエンジニアリンググループは早くからユニットテストの導入や、CI/CD、IaC、コンテナ化などを整備していたおかげで、エンジニアの品質意識は平均レベル以上になっています。

これを基盤に、2024年10月より、全員QAプロジェクトがスタートし、QAエンジニアのより効率的な配置転換とエンジニアへの品質管理の移譲が始まっています。

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⑤プロダクトマネジメント組織の強化

プロダクトマネジメント組織の強化にも取り組みました。

エムスリーエンジニアリンググループのプロダクト支援チームには現在10名以上のプロダクトマネージャーが在籍*6し、各事業チームへの落下傘を通じて、日夜、医療を変革するようなプロダクト開発に取り組んでいます。 これまで進めてきた「お互いの経験から学ぶ」という方針を大切にしながら、より効率よく組織を拡大していくために、2024年12月より、泉、阪口の2名のチームリーダーに抜擢し、私を含めたマネジメントチームを編成しています。

2025年は採用強化も含めた、プロダクトマネジメント組織の強化に取り組んでいきたいと思います。

ちなみにpmconf2024のDiscordイベントでお話した、プロダクトマネージャーにとってのホームランについては、プロダクトマネージャー Advent Calendar 2024の14日目の記事でも触れていますので、まだご覧になっていない方はぜひご一読ください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

本ブログでは、「2024年、エムスリーエンジニアリンググループで行った組織的ステップチェンジ5選。」と題して、2024年のエムスリーエンジニアリンググループの組織的な取り組みについて紹介させて頂きました。

本当に優秀なリーダー陣、メンバーに支えられて、エムスリーエンジニアリンググループは、ますますエンジニアにとって楽しく、チャレンジングに働ける環境に進化していると実感しています。

2025年も引き続き、エンジニア組織の強化を通じて、少しでも日本、世界の医療を前進させる手助けができればと思っています。

今年も、エムスリーエンジニアリンググループに所属している素晴らしいエンジニアの皆さんに感謝を込めて、2025年もエムスリーグループやっていき!そしてメリークリスマス!*7

写真は先日開催された第260回M3 Tech Talkでの集合写真。第1回開催は2013/5/24だったので11年以上続くエンジニアリンググループの伝統です。

We are hiring!

エムスリーでは、ギークでスマートなエンジニアを中心に、多数のチャレンジに果敢にアタックするプロダクト開発メンバーを絶賛募集中です。

エンジニア、QA、デザイナー、プロダクトマネージャーどの職種でも打席数が多く、プロダクト開発の基礎知識を習得しながら、社会にインパクトのある収益性の高いプロダクトを生み出す経験、ホームランの打ち方を学べるを学べる良い環境だと思います。

ご興味のある方は、下記のサイトから是非カジュアル面談等、お申し込みください!

jobs.m3.com

*1:https://ec.snowpeak.co.jp/snowpeak/ja/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97/%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%B3%28%E3%82%AC%E3%82%B9%E3%83%BBLED%29%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%88/%E3%83%AA%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97-%E3%83%8E%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%B3/p/18758

*2:https://soto.shinfuji.co.jp/products/sod-260/

*3:https://www.m3t.co.jp

*4:2024年10月より、エムスリーのすべての部門で部門長の呼び名がグループリーダーからゼネラルマネージャーに変更となりました。

*5:エンジニアリンググループのゼネラルマネージャーは全員で責任を持ってグループ全体を共同運営しつつ、それぞれ担当のチームを持っています。

*6:2024年も新たに2名のプロダクトマネージャーが入社してくれました!

*7:今年は珍しくギリギリにはならず、12/23に執筆していますw。これもばんくしことVPoE河合と優秀な仲間たちのおかげや〜。