エムスリーテックブログ

エムスリー(m3)のエンジニア・開発メンバーによる技術ブログです

チーム内勉強会はじめました。

こんにちは、エムスリーエンジニアリンググループ/ BIR(Business Intelligence and Research) チーム の遠藤(@en_ken)です。

エムスリーでは、隔週LT大会であるところのTach Talkや、自発的なチーム横断勉強会など、技術交流の取り組みが活発です*1

私たちのチームでは、そこに加えて新たな取り組みとして「チーム内勉強会」を今年の1月から始めました。今回はこちらの取り組みについて紹介します。

「エムスリーエンジニアリンググループのチーム内勉強会」のAI生成画像です

勉強会の枠組み

勉強会というと、テーマとなる書籍を決めてみんなで読み進めていく輪読会のようなものが一般的かもしれませんが、この勉強会は全員で1つのテーマを進めていく形式は取っていません。

  • 各メンバーが順番に担当します。
  • 各メンバーがやりたい内容を自由に発表します。
  • 毎週1時間の枠を設けていますが、時間の使い方は自由です。10分程度で終わっても構いません。
  • 準備が十分でなくてもOKです。まとめ切れなくても、やったところまで共有で構いません。

端的に行ってしまうと、なんの決まりもありません。強いて言えば、発表者ファーストのハードルの低い勉強会であることをコンセプトにしています。

なぜこの勉強会を始めたか

チーム全体として新しい知識を得る機会を増やしたい

私自身は30代後半に差し掛かっていますが、最近プライベートで新しい技術に触ったり、外部の勉強会に参加する機会が以前よりも減ってしまっています。 年齢がどこまで影響しているのかはわかりませんが、BIRは30代のチームメンバーが多く、1on1で話してみると同じような傾向があることがわかりました。この点をチームの枠組みとしてカバーしたいと考えました。

カジュアルにアウトプットできる場がほしい

学んだ内容をアウトプットする作業は頭の中を整理でき、内容を深く理解する上で非常に効果的です。 アウトプット先として、エンジニアグループ全体でもテックブログの執筆や定期開催されるTech Talkがあります。 しかしながら、テックブログは社外に公開されるものですし、TechTalkもエンジニアの半数以上が参加する盛況イベントです。 関係性のある少数のメンバーのみ参加し、文字数や発表時間等の制約もないサクッとカジュアルにアウトプットできる機会があっても良いのではと考えました。

チーム内の知識基盤を積み上げたい

エムスリーのエンジニアは総じてレベルの高いメンバーが多いですが、当然メンバーによって得意・不得意な分野がありますし、持っている知識やノウハウも異なります。この前提となる知識やノウハウにずれがあると議論が深まりにくい問題が発生します。

例えば、設計の議論は設計関連のユビキタス言語が充実していると議論がしやすくなりますが、バグ・障害発生時の設計議論において、前提知識となる用語や設計知識を共有するのは時間的にもなかなか難しいです。

勉強会を通じて、事前に知識基盤を作ることができれば、より生産的な部分にフォーカスした議論ができるはずです。

3ヶ月やってみた所感

勉強会を始めて3ヶ月が経過し、ちょうどメンバーが一巡しました。 現在のところ、どれも素晴らしい発表内容で充実した勉強会になっています。内容も特定の言語や技術の話題から設計、ドキュメント、プロセスの話など多岐にわたります。 参加者もエンジニアだけでなくPdMやQAからも参加してくれました。

勉強会の内容いろいろ

各メンバーの意見として、次のような感想を貰っています。

  • 常日頃コミュニケーションを密にとっているメンバーなので、気負うことなく取り組める。
  • 少人数なのでテーマに対するメンバー内での議論がやりやすい。
  • 準備に時間をかけなくても、議論が活発に行われるという安心感がある。
  • 勉強会の全体時間と発表者の喋る時間のバランスがちょうど良い。
  • 経験したことないツールとか技術を共有していただけるのは大変勉強になる。
  • 他のメンバーのことを深く知ることができる、特に新規参画者との距離も縮まる。
  • 発表内容に他のメンバーから意見がもらえるので知識を深掘りできる。
  • ちょっとモヤモヤしてる点を相談できて助かる。
  • みんなで手を動かすことができるハンズオン的なテーマがあってもいいかもと思う。

個人的にも、わからないことなどを共有して議論の場として使う事ができるのは、この勉強会特有のメリットだと思いました。 議論のネタとたたき台のスライド数枚用意するだけでも、皆が活発に議論してくれますし、課題感を共有する事自体がチーム内の共有認識の形成としても有効だと感じました。

強いて課題をあげるとすると、皆の発表のクオリティがちゃんとし過ぎている点でしょうか。 資料をまとめきれずに途中までで発表したのは結局私くらいだったように思います(笑)。 勉強会のコンテンツ自体のクオリティが高いことは歓迎したい反面、ハードルが高くなることで勉強会を担当することにネガティブな感情が生まれる可能性もあると思うので、適度なカジュアルさを如何に維持していくかが重要だと考えています。

まとめ

最近チーム内ではじめた勉強会について紹介しました。

3ヶ月の内容を見てみると、現在のところ、「勉強会をきっかけにして自身が新しい知識を習得するための発表」よりも「すでに各人が持っている知識をチーム内で共有することを目的とした発表」がメインになっています。 これが2巡目、3巡目と続けていくにつれてどのような傾向になっていくか見ていきたいところです。

短期的な効果はないかもしれませんが、チーム内の知識基盤が積み上がっていくことでチーム開発がより活性化するのではないかと期待して、本取り組みを来年度も継続していきます。

We are hiring!!

BIRでは、チーム内勉強会を通じて、共通の知識基盤を積み上げていきたいエンジニアを募集してます。興味がある方は、次のURLからカジュアル面談にぜひご応募ください!

speakerdeck.com

jobs.m3.com

*1:*TechTalkはこちらの記事にまとまっています https://www.m3tech.blog/entry/techtalk-offline-2023