エムスリーテックブログ

エムスリー(m3)のエンジニア・開発メンバーによる技術ブログです

毎年6/27はエムスリーチームリーダーの日

はじめに

こんにちは、VPoEの河合(@vaaaaanquish)です。
最近、父の日のタイミングで実家にお酒を送った所、滅多にメッセージを送ってこない父がLINEで140字程の文章を送ってきまして、傍若無人な思春期を支えてくれた事を思い出しながらエモい空気を味わいました*1。家族とは不思議なものですね。

 

さて、エムスリーエンジニアリンググループには事業のミッションを達成するための仕組みや文化がいくつかあります。 今回、その一環として実施しました、ユニークな文化の1つ『TLの日』についてのお話をしようと思います。

TLの日のために作成されたクリエイティブ

TLの日の狙いや成果を通じて、大きな事業価値を生み出すエムスリーエンジニアリンググループを支える文化の一端を感じて頂ければと思います。

 

『TLの日』とは

TLの日とは、文字通りチームリーダーに感謝する日です。

エムスリーのプロダクト開発は、精鋭のメンバーによって支えています。 全てのメンバーの活躍に日々感謝しているのですが、中でもチームリーダーの活躍は目を見張ります。

エムスリーの開発組織とTL

エムスリーエンジニアリンググループの組織や制度は「フラット」「多プロジェクト」「少人数チーム」が共通したキーワードになるよう設計されています。

大きな事業価値を作るべくフラットさを大切にしています

チームリーダーは各プロダクト、横断チームにおり、エンジニア100名のうち20名程がTL職を担っています。 各チームがチーム内で自主性を持って判断し、プロダクト開発、ビジネス開発を推し進められるようにする仕組みの1つです。

私もベンチャー企業から大企業まで色んなエンジニアリング組織を見てきましたが、エムスリーのTLは全員がCTOと言っても遜色ない動きをしています。 チームリーダーは、まさにエムスリーエンジニアリンググループのコアエンジンであり、主役であるなと日々感じています。

父の日母の日と紐付けて

話は変わり、「父の日」「母の日」という文化を思い返してみます。

私にはもうすぐ3歳になる娘がおり、仕事に向かう一方で、父親として日々家庭に向かっています。 育児論を語る程の経験はまだまだありませんが、育児はやはり大変な事だらけです。

子供という不確実性の塊のような生き物について日夜考え、自分のタイミングで何かをするという事さえままならない生活が続きます。 家庭の中で非常に大変な物事と向き合う主役の1人に育て親が居るなと思う一方で、その考えや行動一つ一つに感謝されるといった機会はそうはありません。 育て親と言えども人間ですので、子供の可愛さ以外にも承認や労いが必要な事は言うまでもないでしょう。

そう考えると、父の日や母の日は、感謝を伝える機会でもあり、子育て社会を作っている1つの文化であると思うわけです。

毎日のように全ての絵本とおもちゃを出す必殺技を披露する娘

エムスリーエンジニアリンググループにとって、チームリーダーも同じです。 チームメンバーやプロダクト、ビジネスという不確実性の高い物事と向き合い、全員がエムスリーのミッションに大きく貢献しています。 とはいえ、リーダーともなれば、行動一つ一つが他者から大きく称賛されるような物でないことも多くあると思います。 チームリーダーは、1日にして成らず。チームリーダーは、日々の積み重ねによって大きな成果を作り出しています。 そして、チームリーダーと言えども人間です、という事も言うまでもないでしょう。

父の日、母の日よろしく、TLの日を実施する事が、感謝の言葉を伝えるきっかけから承認に繋がり、エムスリーの事業スピード加速に繋がると考えています。TLの日は、コアエンジンを吹かすための大切なイベントです。

 

実際のTLの日の様子

TLの日というイベントとはいえ、大きな仕組みの導入などは行っていません。 父の日、母の日も思い返すときっかけが与えられるだけであり、TLの日もまたエンジニアリンググループの中で「TLの日をやります」と宣言した形だけになっています。

開発はもちろんコミュニケーションや働き方など様々な形のありがとうが見えた1日でした

結果的に7割近くのエンジニアが参加し、何らかの形でTLとのコミュニケーションに繋がるきっかけとなった1日になりました。 チーム間を跨いだ言葉もあり、スモールチームが連動するためにも良かったなと感じています。 TLの日以降、さらにこのエンゲージメントを高めるべく、TL同士の話題を接続するための1on1などにも取り組んでいます。 また、経営陣やGLからもTLに感謝を伝えることもしています。

TLが感謝をされることによって、TLもメンバーに感謝を伝える事ができる、という循環も作る事ができ、狙い通りの一日となりました。

 

フリーソフトのTODAYやGoogleカレンダーの日本の祝祭日として「エムスリーチームリーダーの日」が表示される時もそう遠くはないでしょう*2

 

おわりに

本記事では、エンジニアリンググループで開催したユニークな文化「TLの日」を紹介しました。

自身の周りのリーダーやエンジニアリング組織、それらを支える文化に想いを馳せるきっかけになれば幸いです。

私達は、こういった施策もまた大きな事業価値を生み出すために大切であると考えています。 また、機会があれば、こういったユニークな組織文化の裏側を少しずつ出せればなと思います。

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エムスリーではエンジニアを募集中です。大きな事業価値を生み出すエンジニアとして活躍するための文化や仕組みが揃った会社です。ご応募お待ちしております。

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*1:もう若者はエモいと言わないらしいです

*2:今のところ予定はありません