こんにちは。プロダクトマネージャーの泉です。
2022年6月にエムスリーに入社し、デジスマ診療のプロダクトマネージャーを担当しています。
リリースから1年を迎えたデジスマ診療 *1 のプロダクトビジョンの更新を、弊社VPoPでありメインプロダクトマネージャーの山崎と進めており、そこで得られた学びを共有したいと思います。
なぜプロダクトビジョンの更新が必要なのか?
リリース以降プロダクトとして急激に成長し、更なる高みを目指せる手がかりが見えてきたから、です。
プロダクトビジョンは、チームとして目指すべき場所を示す羅針盤であり、戦略の見取り図であると考えます。
強固なプロダクトビジョンは優秀な仲間を惹きつけ、魅力的な事業機会をもたらします。
プロダクトの成長に先回りし、適切なタイミングで進化させていくことがチームの進化、事業の成長に必要です。
小さな希望の光を最大化する
ではどのようにプロダクトビジョンを進化させれば良いのでしょうか?
・会社のビジョンから落とし込む
・メンバーの想いを募る
等々、プロダクトの状況や会社の規模によって様々な方法があると思います。
今回は「このプロダクトが既に実現している価値は何だろう?」という問いからスタートしました。
おそらくどのプロダクトにも、そのプロダクトによって実現されている理想の世界、うまくいっている成功事例があると思います。
(現時点での規模が小さくとも) 既に実現できている理想の世界をグッと拡大するとどんな景色が見えてくるのか、を話し合うことで説得力のあるストーリーが見えてくるのだと思います。
ちなみに弊社VPoPの山崎はこの方法を「小さな希望の光を最大化する」と称しています。
成功事例に着眼することの重要性は弊社の坂からも言及されているのでぜひご参照ください。
小さな希望の光を見つけるには
プロダクトビジョンが言葉である以上、出発点となる成功事例を表現する際の言葉も重要です。
ワクワクさせてくれる言葉、目指したい!と思える語りは一朝一夕では発見できないものだと思います。
山崎に出発点となる言葉をどうやって発見していくか尋ねたところ、
「日々メンバーや採用候補者と話す中で、自分たちが作っているプロダクトがいかに世界を良くしているのか語っている。そのうちにプロダクトの価値を表現する言葉が磨かれ、人の心を動かす世界観に昇華されていく」と述べており、まずは自分自身が信じられる言葉を見つけることの重要性を感じます。
(実際のユーザーの声を聞き続けていることを前提として、ですが。)
辿り着いた希望の光
更新されたプロダクトビジョンの全貌はまだ公表できないのですが、一部をご紹介したいと思います。
議論を経て、私たちがやるべきことは「医療に携わる人をラクにする」に尽きるということに立ち返りました。
思えばエムスリーでは、クラウド電子カルテのデジカルの提供を通じて「医師の診療をラクにする」を目指しており、デジスマでは「診療に関わる患者、受付、医師のラク」を実現してきました。
また会社としても「インターネットを活用し、健康で楽しく長生きする人を1人でも増やし、 不必要な医療コストを1円でも減らすこと」というミッションに対し、今までは主に病気になった後の領域で貢献してきたのですが、今後は未病・予防医療分野での取り組みを開始し、「ホワイト・ジャック・プロジェクト」と称して生活者向けのサービスを充実させていく予定です。*2
今後はデジスマで実現してきた「ラク」を患者目線・生活者目線でより広い領域で実現していく、そんな想いを込めたビジョンを掲げる予定です。
まとめ
プロダクトビジョンを進化させる際の手がかりを共有させていただきました。
答えのないプロダクトづくりの中、何かの参考になれば幸いです。
We are hiring!!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
エムスリーでは医療を前進させるため、To B / To C問わず、どんどん新しいプロダクトを立ち上げています!
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