エムスリーテックブログ

エムスリー(m3)のエンジニア・開発メンバーによる技術ブログです

GitLab CI での RSpec 実行時間を半分に短縮する

この記事はエムスリー Advent Calendar 2022 の11日目の記事です。

エムスリーエンジニアリングG コンシューマチームの松原(@ma2ge)です。 今回は現在のプロジェクトで動かしている CI の RSpec 実行時間を約半分に改善したことについて書きます。 きっかけは現在扱っているメインプロダクトの CI 実行時間が当時 20 分弱かかっており、レビュー依頼やリリース作業などの運用作業をするにあたり待ちが長く不便だったためです。 コンシューマチームでは毎週技術的負債や改善のための時間を設けており*1、その時間を使って待ち時間を解消するための改善をすることにしました。

2022/11/08 20:37 の皆既月食。天王星食も合わせて起こるという貴重な現象でした。
2022/11/08 20:37 の皆既月食。天王星食も合わせて起こるという貴重な現象でした。

*1:チームの紹介スライドにある「割れ窓直しタイム」のことです。スライドはこちら https://speakerdeck.com/m3_engineering/introduction-of-askdoctors-engineering-team?slide=16

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デジカルのシステム連携開発振り返り

デジカルチーム所属の末永(asmsuechan)です。 ここ数ヶ月取り組んでいるプロジェクトである、クラウド型電子カルテエムスリーデジカルの外部システム連携を振り返ってよかったことや反省点を書きます。 本記事はエムスリー Advent Calendar 2022の10日目の記事です。

これはこの前杉並区で見かけた野良たぬき

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「報告」について本気出して向き合ったら思考と行動が変わった話

この記事はエムスリー Advent Calendar 2022 9日目の記事です。前日は @sonodar によるGoogle BigQuery Connector for AWS Glue で AWS から BigQuery にデータを書き込んでみたでした。

こんにちは! エムスリーエンジニアリングGプロダクトマネージャーの髙田です。 クラウド型電子カルテエムスリーデジカルを担当しています。

さて、2022年11月2日に行われたプロダクトマネージャーカンファレンス2022、見られた方も多いのではないでしょうか?

その中のセッションの1つ「ホウレンソウで分かる、デキるPMの働き方」では、クライス&カンパニーの山本さんとエムスリー山崎が、デキるPM・イマイチPMの違いについて報連相の切り口からディスカッション形式で話されていました。 youtu.be

この記事では、私自身がエムスリー入社後に経験した「報告」に関する変化と学びを書きたいと思います。

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Google BigQuery Connector for AWS Glue で AWS から BigQuery にデータを書き込んでみた

こんにちは、エムスリーエンジニアリンググループ コンシューマチームの園田です。

Google BigQuery Connector for AWS Glue を使って AWS 上にあるデータを BigQuery に書き込むというのを Terraform でやっていきます。 BigQuery から AWS へのデータ取り込みはググればいくらでもヒットするのですが、逆パターンはほとんどなかったのと、公式ドキュメントも不十分だったので備忘を兼ねて投稿します。

AWS のデータを BigQuery へ

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Renovate をゆるく運用しはじめて半年が経ちました

エムスリー Advent Calendar 2022 7 日目の記事です。前日は @fukubaya による認証があるSPAのリソースはどうしたらいいのか、わからんでした。

エンジニアリンググループ・デジカルチームの山口 (@no_clock) です。

依存ライブラリの更新を支援してくれる Renovate をチームで「ゆるく」運用することで、半年継続できています、という話です。

  • チームで無理なく運用できるか
  • 1 日 1 個、普段のレビューと同じフローで
  • 半年で 92 個マージできました
  • We are hiring!
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認証があるSPAのリソースはどうしたらいいのか、わからん

こんにちは、エムスリーエンジニアリンググループの福林 (@fukubaya) です。 本記事はエムスリー Advent Calendar 2022 の6日目の記事です。 前日は @yuba による 令和最新版エンジニアのリーダーシップ論 でした。

m3のほとんどのサービスは認証が必要なサービスですが、その中でSPAのリソースをどのように公開するかは、いつも決まった基準や正解がなくて、モヤモヤしていました。 以前作ったDocpediaでは、SpringBootの機能を使って直接リソースを提供するような構成にしていました。

今回は、SpringBootでない環境でもSPAのリソースの提供をどうすればいいか検討して構築したので紹介します。

福岡国際会議場は、福岡県福岡市博多区の国際会議場。本文には特に関係ありません。

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令和最新版エンジニアのリーダーシップ論

エムスリーエンジニアリンググループ製薬企業向けプラットフォームチーム(「Unit1」)の三浦 (@yuba)です。乗り物大好き男の子ですので好きなテレビ番組は銀河鉄道999とナイトライダーです。

さて「フラットな組織」だとよく言われるエムスリー、特にわがエンジニアリンググループなのですが、そのフラットってどういう感じなんでしょう? 上意下達の体制でない中では、人々はどう組織としての目標を共有して一緒に動いているんでしょう?
この疑問への、(管理職でない)一般エンジニアとして5年半やってきた私なりに得た答えをご紹介したいというのが今回のお題になります。これは エムスリー Advent Calendar 2022 の5日目の記事です。前日は id:hsasakawa による グローバルサービスの開発における技術的な意思決定 - エムスリーテックブログ でした。

そしていきなり最初に結論から言ってしまいますと、チームでの仕事で人々はみな、相互にリーダーシップを及ぼしあっているのだと理解できます。
はい、わかるようなわからないような答えですね。そこで、リーダーシップをその「及ぼしあう」ってどういうことか? 掘っていってみましょう。それは、実際に私がやってチームを前に進めた手応えがあった、つまりリーダーシップを及ぼすことができたぜ今と感じた言動をご紹介することで説明を試みようと思います。

令和の幕開けとともにリモートワークの急激な普及で非同期コミュニケーションはSlackなどチャット、同期コミュニケーションはZoomなどTV会議が一般的になってきました。そういう新しい環境でのチームコミュニケーションの参考にもなれば幸いです。

  • ボールを浮かさない
  • 解散の目安をはっきりさせる
  • 関連部署に伝達する、ただ騒ぐ
  • 絶賛する&なぐさめる
  • ドキュメントを書く
  • チケットを立てる
  • 全然わからないと言う
  • コードレビュー、しにくいことを伝える
  • 他には?
  • We are hiring
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