エムスリーテックブログ

エムスリー(m3)のエンジニア・開発メンバーによる技術ブログです

M3におけるGitHub Copilot活用状況

北海道ツーリングにて訪れた野付半島

はじめに

あっあっあー

こんぺこ!こんぺこ!こんぺこー!

時期感的になんとなくこんな挨拶をしてみた @bloody_snow です。 M3エンジニアリンググループの2代目VPoEをつとめ、 @vaaaaanquish に交代してからは、 M3 Technologies にてM3のグループ会社をメインで担当しています。M3に関しては個別のサービス開発というよりかはGitHub Copilot、ChatGPT Team、GitHub Enterprise、比較的高性能なMacBookProの導入、AWSの教育受講など全体の生産性への取り組みが多くなっています。

利用状況の概要

GitHub Copilotとはなんぞや?や世間一般的な利用状況などは割愛させていただきます。

GitHubに用意されている

GitHub Copilot の使用状況メトリックの REST API エンドポイント - GitHub Docs

を用いると組織においてのGitHub Copilotの利用状況を確認できます。取得できるJSONを自分で可視化してもよいのですが、

GitHub - github-copilot-resources/copilot-metrics-viewer: Tool to visualize the Copilot metrics provided via the Copilot Business Metrics API (current in public beta)

viewerもコミュニティによって用意されているものがありましたので、こちらを使わせていただきました。データの取得期間は2024/10/21〜11/17の28日間のデータとなります。では、実際の概要を下記に示します。

  • Accepted Rate: 29.64%
  • Suggestions: 198,539
  • Accepted Prompts: 58,846
  • Accepted Code Lines: 77,480
  • 平日の利用者数: 90〜100
  • 利用言語: Python, Kotlin, Go, TS, Ruby, TSReact, SQL, Vue, Yaml, Terraformの順番
  • 利用エディタ: VSCode, IntelliJ, Emacs, neovim, Xcodeの順番

Total Lines Suggested | Total Lines Accepted

言語別

機械学習やバッチ処理でPythonが多く使われているため利用率が1位となりました。バックエンドではKotlinやgoが多く使われているため、2位3位と続きました。typescript/typescriptreactの区別は少しはっきりとはしませんが、フロントエンドやバックエンドでの利用もあり上位に入賞しています。その他SQLやYamlとTerraformなどの設定ファイルも入ってきていました。

言語別

エディタ別

エディタに関してはそこまでの多様性はありませんでした。VSCodeが非常に強く、それにIntelliJが続くという結果でした。少し意外だったのはEmacsが3位とVimをおさえたことです。私自身もEmacsユーザーとしてプライベートでRustを書く時などにつかっていたりしますので嬉しい結果です。

エディタ別

Copilot Chat

Copilot Chatに関してもCopilot利用者の約半数ぐらいの40〜50名ほどに使われていました。初期はVSCodeのみ対応だったと記憶しており、あまり広く使われなかった印象でしたが、対応範囲も増え幅広く使われるようになってきています。

Copilot Chat

Total Active Copilot Chat Users

おわりに

M3におけるGitHub Copilotの活用状況を紹介させていただきました。M3は医療業界においてDXをすすめようとしている会社です。ITエンジニアとして自身の日々の活動も率先してDXをすすめていき、また、今後もより便利なプロダクト(ChatGPT, Dify, v0, etc)をどんどん採用して進歩し、ブログでも紹介していければと思っています。

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