みなさん、こんにちは。エムスリーデザイングループでグループリーダーを務めている古結(こげつ)です。
エムスリーでは、よりプロダクト志向な組織化を目的として2020年10月1日にCDO(Chief Design Officer、最高デザイン責任者)を設置し、初代CDOとしてVPoE/PdMの山崎が就任しました。
そして今回、2021年4月1日から2代目として私、古結(こげつ)がCDOを引き継ぐ形となりました!
今回、エムスリー2代目CDO就任の背景や目的、またはデザイン組織の目指すところなどをお伝えさせてください。
プロフィール
古結 隆介(こげつ りゅうすけ)
大阪芸術大学映像学科卒業。事業会社など複数社経験した後に、株式会社ビズリーチにて、コミュニケーションデザイン室やデザイン組織の人事をメインとしたデザイナーサクセスにてチームマネジメントを担当。2020年4月より医療従事者向けサービスを運営するエムスリー株式会社にて、グループリーダー/プロダクトデザイナーとしてデザイン組織戦略の立案/実行や新規事業/プロダクト開発におけるプロダクトデザインに従事。2021年4月よりCDO(Chief Design Officer、最高デザイン責任者)に就任。
エムスリーでは1年前の2020年4月に改めて参画し、デザイングループ組織開発や新規プロダクトの立ち上げを行なってきました。
なぜ私がエムスリーへ戻ってきたかについてはこちらの記事をご覧ください。
背景
2020年10月、デザイン経営を実践しデザイン組織を拡大していくためにも、CDO(Chief Design Officer、最高デザイン責任者)を設置すべきという考えに至り、エムスリー執行役員 VPoE / PdMの山崎が初代CDOに就任しました。
CDO設置はデザインの枠にとらわれず、PdM、エンジニア、デザイナー、QAなどプロダクトチームが経営としての重要性を強めた非常に重要な意思決定となりました。
また、初代CDOの山崎はデザインG担当役員として引き続きデザイン組織と経営の接続を古結と二人三脚でサポートしていただきます。
なぜCDOに就任したのか
私が2020年4月から参画したデザイングループで行なってきた、様々な組織変革やプロダクトを通じた事業貢献など、1年間の実績が成果となり経営チームから拝命することとなりました。
デザイングループが2020年度のテーマとして掲げたのは以下です。
- 採用力強化
- 組織変革による基盤づくり
デザイングループとしてすべての組織課題をたどっていくと必ずリソース不足が原因となります。採用力強化は組織の重要課題と捉えグループ一丸となって取り組んでいきました。また、ここ数年デザイナー採用が進んでいない現状を踏まえ、仮に採用が加速した場合に受け入れる仕組みが整っていない状態でした。そこで2020年度は基盤をつくる期間と据えて、グループエンゲージメントと事業貢献ができる仕組みを整備し基盤をつくってきました。
その結果、以下のように大きく3つの成果が得られました。
- デザインG 15名から29名へ*1
- 組織再編の基盤づくりによる横断コミュニケーション強化
- 新規プロダクト12件支援
エムスリー執行役員 VPoE / PdM山崎と人事グループ友永を筆頭にデザイングループ全員でビジョンを持ち、課題意識を共有し解決方法を実践していく。この良いサイクルが生まれたことはチームワークあってのものだと考えています。この場を借りてみなさんに感謝を伝えたいと思います。
とはいえ、今後デザイングループとして、CDOとしての課題も山積みです。
- 採用強化
- 事業貢献
- 経営接続
この大きく重要な課題はすぐに解決できるものではありません。やはりメンバーを信じ頼ってチームワークを最大限に活かし解決したうえでスケールしていきたいと考えています。
どんな組織を目指すのか
エムスリーが全社員に求めることのひとつに「スピード」があります。組織としてはアジャイルでスピード感をもって実践するプロダクト志向をもったデザイナーを増やしていきたいと考えています。エムスリーのデザイナーはプロダクト開発の役割のひとつと捉え、様々な役割のチームメンバーと「伴走する」ことを理想のスタイルとしています。そうすることでエムスリーデザイン組織のビジョンである「デザインの力で医療の前進を加速させる」ことが可能だと思います。
個人が良いものをつくって一点突破するには限界があると感じています。やはりチームでより大きな成果を出すことに意義がありグループやチームで成果を出せばスケールしていくはずです。エムスリーの目指すものに近づくために、医療の発展のために価値を提供できるデザイン組織となっていくことが重要です。
では、エムスリーが目指すものに近づいていくにはどんな組織をつくっていくべきなのか? それはやはり先述の伴走するということが大きいかなと思います。ビジネス、マーケティング、PM、エンジニア、QA、そして顧客(ユーザー/クライアント)と寄りそい伴走できるデザイン集団を目指します。
すべては「デザインの力で医療の前進を加速させる」ために。
医療業界を改革することのやりがい
エムスリーは創業以来インターネットを活用した医療業界の改革に取り組んでいます。現在はコロナの影響もあり医療が身近な存在となり、生活の中で大変重要な領域になったことは言うまでもありません。医療領域は様々なサービス、コミュニケーション、プロダクトの改革時期となりデジタル、オンライン化が加速しています。
一方で医療従事者や製薬企業など様々なステークホルダーの尽力により医療は常に前進を続けています。その前進をデザインの力で加速していきたいです。
「診察までの待ち時間を少しでも減らしたい」
「医師が患者と向き合える時間を少しでも増やしたい」
「自宅にいながら診察を受けたい」
こんな身近な医療課題を1つでも多く解決していけた時「医療の前進をデザインの力で少しでも加速できた」と言えるように、学び実践し成長を続けていきます。
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ここまで読んでいただいてありがとうございます。少しでも同じような想いを持ったかたがいればぜひ一緒にデザインしましょう。
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