エムスリーテックブログ

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PdMとして成長できる環境がある、すばらしい

こんにちは。最近、野菜系のおつまみにハマっているエムスリーエンジニアリングGの西場です。kurashiruに有料課金しようか迷っています。 twitterはm_nishibaです。フォローしてくれると嬉しいです。

私はもともとエンジニアだったのですが、1年半くらい前から本格的にPdMとして新しいチャレンジをしています。 他社の人と話すとエムスリーは、エンジニアがPdMにチャレンジしやすい環境だということに気づきました。

この記事では、エンジニアリングGでPdMとして挑戦できる環境について紹介します。

PdMに挑戦するための最初の3つの壁

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まず、他社の人の話を聞くと、PdMとしての最初のキャリアの第一歩を踏む出すこと自体が大変な場合も多いようです。 後述しますが、私は結構恵まれた環境にいるので、他社の人と話すまで、自分が恵まれているという認識は薄かったです(認識はしてました)。

大きく分類すると、一歩を踏み出すときに3つの壁があるようです。

(※ 統計的な話ではなく、私の主観な部分が多いです。注意してください。)

メインPdMになれない

f:id:nsb248:20200811170134j:plain これは1個から数個のプロダクトを作っている会社で多いように思います。 会社にとって最初のプロダクトのPdMはCEOがやっているケースや、すでにスターPdMが在籍しているケースが多いようです。 それはそう、という話なのですが、多くの場合、成功しているプロダクトには優秀なPdMがいると思います。

こういった状況では、経験の浅い人がPdMになって新しいプロダクトを立ち上げるのは難しいですし、スターPdMはその会社にとって必要不可欠なので、あまり転職しないように思います。

多くの求人票は”PdM経験者に限る”

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「所属企業でメインPdMのポジションが空かないなら、転職すれば良い」とはならないようです。

色々話を聞いてみましたが、まだ規模が小さな会社では、すでにPdMが在籍しています。 また企業がPdMを探していたとしても、スターPdMの後任者や会社としてチャレンジングな新規事業立ち上げなどのポジションだと思います。

さらに、PdMはmini CEOと表現されるほど、プロダクトに関して様々な責任を持ちます。 企業にとって、経験の浅い人を採用するのはリスクが高いように思います。

師匠がいない/仲間がいない

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幸運にもPdMとして一歩を踏み出せた場合でも、別の壁があります。 周りに手本となる人がおらず、手探りで行う必要があるようです。

これは、経験が無い/浅いのにPdMになれるということは、社内にPdMがいない/いなくなった、ということが多いようです。

「手探りでやればいい!」と感じられますが、手探りでやって、そのプロダクトに関わる人達の労力を無駄にしてしまうのはメンタル的に厳しいと感じるかもしれません。 下手したら数人のエンジニアやデザイナーが数ヶ月かけて作ったものを初歩的なミスで台無しにするかもしれません。

何事も”学ぶことは真似ることから始まる”と思うので、師匠がいると学習スピードや安心感は桁違いだと思います。

エムスリーのエンジニアリングGのPdMの環境

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冒頭で述べたようにエムスリーの環境は恵まれています。 少なくとも、ここまでに紹介してきた”3つの壁”は存在しない or 非常に薄いように思います。

ここからは、エムスリーのエンジニアリングGにおけるPdMの環境の良さを紹介します。

新しいプロダクトが次々に立ち上がる

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多くのプロダクトが立ち上がります。全く新しいプロダクトや、既存のプロダクトに全く新しい価値を提供するもの、既存のプロダクトを刷新するようなものなど、PdMが必要な場面が多いです。 (もちろん、リーンに仮説検証を行い、難しそうだったら早期に撤退しています)

行動力やリーダーシップがあれば、チャンスを貰えることが多いです。 ここでいうリーダーシップは伊賀泰代さんの採用基準で書かれている内容に近いイメージです。

例えば、会議で「こういうサービスがあれば面白いのでは?」という話が出たら、速攻でPRDを書いて、最初の学習サイクルの計画を作り、会議参加メンバーに送ったら、そのままPdMとしてプロジェクトを進めることになりました。

エンジニアとして活躍しながらPdMに挑戦できる

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私はこのケースです。もともとAI・機械学習チームで、機械学習系のエンジニアとして働いていました。

最初は、労働時間の2割くらいで小さなプロダクトから始めて、徐々に割合を増やしていきました。今では、エンジニアリングはほとんどしておらずPdMか事業責任者として働いています。

(初期に企画したプロダクトを上司に提案したら「面白いね! じゃあ、まず売ってきて!!」と言われたのは衝撃的でした。売ってから作る。なるほど。)

また、私の周りのエンジニアの数人はPdMに興味を持っており、徐々にPdMのような仕事をするようになっています。 例えば、新しい機能追加のために、ペルソナやカスタマージャーニーを作成し、そこで実現したUXを言語化して情報設計をエンジニアが行っています。

※ 採用はエンジニアリングGになるので、エンジニアとしての採用基準を満たす必要はあります。

VPoEが経験豊富なPdM。PdMが集まり学びを共有

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私は上司である山崎(執行役員、VPoE、PdM)に1on1をしてもらいながら学びました。 多くの本を紹介してもらえるので片っ端から読み、実践し、疑問や学びの深堀りを一緒に行ってもらい、更に実践するといった流れです。 SPRINT 最速仕事術――あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法は、自分自身のスキルアップでも、PdMとして仮説検証を行う上でも非常に有益だと感じています。

最近では、エンジニアリングGのPdMが週1回集まって、学びを共有する場を設けています。 毎週面白い話が出てくるのでいい刺激や学びになっています。

資質とスキル

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私がPdMに挑戦するなかで、INSPIRED(第1版)で紹介されていた”優れたプロダクトマネージャーの資質とスキル”に対し共感する部分が多かったです。 これからPdMに挑戦したい人は是非読んでみると良いと思います。

(※ 残念ながらAmazonでは第2版しか買えないです。INSPIRED )

と思ったら、

情報提供ありがとうございます。

経営視点から見たPdM、PjMの重要性

speakerdeck.com 私は山崎に弟子入りして色々教わりました。学べる&実践できる環境は本当に素晴らしいです。

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