こんにちは、エンジニアの矢崎 (@saiya_moebius) です。
"Spring Boot と一般ライブラリの折り合いのつけかた" と題して JJUG CCC 2018 Spring のスポンサーセッションにて登壇発表いたしました。
発表内容について
以下に資料がございます:
以下の 4 章について実際のプロジェクトで使える手法・コード例をご紹介いたしました:
- DI, Spring らしい方法で各種ライブラリのオブジェクトを使う
- ライブラリの設定を簡潔に制御する
- プロジェクト間で共有できる足回りを共有する
- ライブラリの脆弱性対応・バージョンアップを安全に行う
Java, Spring Boot のプロジェクトの足回りの整備方法という地味なテーマですが、 なかなかまとまったノウハウを見つけられず手探りになっておられる方も多いかと存じます。
そういったまとまったノウハウが見つけられずに回り道や苦労をしてきた実体験があったため、 今回このような内容で発表いたしました。
上記のコンテンツがそういった方への一助となれましたら幸いでございます。
発表の準備について
筆者は 45 分の発表枠であったため合計 49 スライドを用意したのですが、 ほぼ予定通りの時間で発表することができました。 もちろん発表練習を行うことで内容のバランスなどを事前に調整したほうが良いかとも思います。
一方で失敗した点として、VGA 端子での出力アダプタを持参しなかったのは誤算でした。 当日はスタッフの方から予備のアダプタをお借りして事なきを得ましたが、こういったイベントでは必ず VGA と HDMI 両方の出力手段を持参しようと思いました。
登壇を終えて
"Don't be shy"
パブリックなイベントでの登壇発表は筆者にとっては初の経験でして、定員数百人ものお部屋での初登壇というのには緊張もあったのですが、 社内の皆様に後押しいただき、思い切って参加いたしました次第です。
結果として #ccc_g4 タグ でも参考になったといったお声をいただくことができ、 当日の会場でも Java のプロジェクトの足回りで悩んでおられる方々からの実感のこもったフィードバックやご質問をいただけて、 大変励みになりました *1。
ランチセッション 普通の人のためのJavaコミュニティイベントのススメ にて強調されておりました "Don't be shy" というのはこういうことなのか!と実感を以て知ることが出来たのは非常に大きな体験でした。
発表のテーマについて
あなたの知っていることは 他の人が知らないことかも
普通の人のためのJavaコミュニティイベントのススメ より引用
筆者は Java のプロジェクトの足回り整備を少なからず経験してきたため 「こんな地味で普通の内容はおもしろいものなのだろうか...」 と思ってしまうこともありました。
しかし、一言にエンジニアといいましても、バックグランド・利用技術・興味・環境などは人によって大きく異なりますし、 多様な技術をすべて把握することは難しいことです。 それゆえに、自分にとっては当たり前のナレッジであったとしても言語化・整理してシェアすることには意味があるものです。
特に JVM, Java は利用シーンや技術の幅も広いため、自身にとっては馴染のあるナレッジであっても共有する価値が高いのではないかと感じました。
Java のみならず
今回、JJUG という Java, JVM の場に参加させていただきましたが、それに限らず様々な場に赴きナレッジを交換してゆくことで、 インターネット企業であるエムスリーの一員としてコミュニティ貢献を続けてゆこうと思います。
また、この記事の書かれている M3 Tech Blog や m3dev Qiita では弊社スタッフのさまざまな記事がございますので、 ぜひウォッチいただければと存じます。
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*1:アンケートの結果はまだ処理中とのことなので、楽しみにしております