エンジニアの @suusan2go です。RubyKaigi2018にPlatinum Sponsorとして参加してきました。
私は2015年以来、二度目の参加でした。前回参加時も参加者の多さにびっくりしていましたが、今回は参加者数がついに1000台に(会場が仙台だけに)到達したそうです。個人的には海外のエンジニアの方を前回よりもたくさんお見かけしたので、さらにインターナショナルなカンファレンスになっているのかなと感じました。
エムスリーブースの様子
今回、エムスリーはRubyKaigi2018にPlatinum Sponsorとしてブースも出していました。今回はノベルティーとして、マスク、じゃがりこ、ウコンの力、ステッカーなどを配布しましたが、発注数を控えめにしていたら割と初日でなくなってしまったのが反省点です……
「医療系企業としてマスク、ウコンの力はわかるけど、じゃがりこは何でですか?」と何人かの人に聞かれましたが、特に意味はありません。
じゃがりこや、うこんの力に描かれているキャラクターは ことるびぃちゃん です。Kotlinのイベントにもいたきがするけど、RubyKaigiなので 「ことるびぃちゃん」 です。
じゃがりこの様子
ウコンの力の様子
ブースにはMatzもきてくれました!!
Matzなう!!!#RubyKaigi pic.twitter.com/VKIiM9XcKU
— M3 エンジニア公式 (@m3_engineering) 2018年5月31日
話題のGitHub(当日はMS買収の話は全く知らなかったけどw)のAaronさんも来てくれました!
ブースにお立ち寄り頂いた皆様ありがとうございました!
興味深かったセッション
Rubyの型についてのセッション、高速化に関するセッションが特に興味深かったです。
TypeScriptの型定義ファイルのように別ファイルで型情報を作成して静的な型チェックが行えるSteep、まだOSSとしては公開されていないもののStripe社が社内で使っているというsorbetなど、Rubyに静的な型チェックを導入する野心的な試みがいくつか紹介されていました。
個人的にはRubyを静的型付け言語のようにも扱えるようにすべきとは思いません。しかし直近TypeScriptを触っていて、typoを事前に検知できたり、IDEで補完などの支援を受けながらの開発を経験すると、完璧でなくても型情報があると開発の生産性があがるなとは感じているので、Rubyもその方向でゆるくても型チェックが扱えるようになるといいなと思っています。 Matz的にも目指しているのはLint的なものらしいです。
高速化に関するセッションでは @k0kubunさんのRuby 2.6に入るMJITによる高速化のお話がとてもおもしろかったです。
Cから呼び出されるメソッドをインライン化するのが難しいなら、これをRubyで再定義してしてしまえ!からの、実際にRubyだけで Integer#times
書いてみたらCよりも高速化!からの、 C
language is dead は勢いがありましたw
まとめ
久しぶりのRubyKaigiでしたがとても楽しめました!RubyKaigiは特に他のカンファレンスと比べてもRuby自体の実装の話などディープなものが多く、Ruby自体を今後どうしていくかという話をコミッターやMatzの口から直接聞けるのは本当にスゴイことです。
また、これは重要なことなので太字でかきますが、エムスリーのエンジニアはRubyKaigiには全員業務として参加しており、宿泊費と交通費を会社から負担してもらっています!
ブースとしては持ち込むノベルティの数が少なすぎたとか色々と反省点がありますので、次回のRubyKaigi 2019でもスポンサーができたらもっと参加者に楽しんでもらえるブースづくりをしたいなと思います!
エムスリーではRubyに熱い思いをもったRubyistを募集しています!!RubyKaigiでエムスリーに興味をもったという方、カジュアルにお話しましょう!
*1:写真は公式PhotoスポンサーのLovegraphさんのものをお借りしています。https://t.co/w6Dgq8HBb4