こんにちは、エンジニアリンググループ プロダクトデザイナーの大月です。
先日『社会を変えるサービスデザイン』をテーマにマネーフォワードさんとイベントを実施させていただきました。 その時は、社会影響を実感するとは? ということをテーマにお話しさせていただきました!
以下は登壇資料です! ぜひ見てみていただけると嬉しいでっす。
イベントを振り返って、改めてユーザー理解が自分の土台になっていると感じ、 なぜそう思うようになったかの経緯をまとめました。
この記事が、プロダクト開発に関わる方が、立場や役割に関わらず、 「とりあえずユーザーに会いに行っちゃう?? 」と思うようなきっかけになれば嬉しいでっす!
- はじめに : 全てはこの一言から「現場にいってきたら?」
- ユーザー観察の発見
- ユーザーインタビューの発見
- 共感が、プロダクト開発の土台?
- おわりに : 共感は、アップデートし続ける
- We are hiring!!
はじめに : 全てはこの一言から「現場にいってきたら?」
「とりあえず現場にいってきたら? 」 入社半年の頃、1on1でVPoE山崎さんからアドバイスをいただき、 ユーザー観察やインタビューをスタートしました。
それまでの私は、CDO古結さんと山崎さんが2016年に立ち上げたクラウド型電子カルテのデザインを任され意気揚々、 「やったるで〜」という気持ちでいっぱいでしたが見事に空回っていました。 そんな私が今、とても楽しくプロダクト開発に関われているのはアドバイスがあったからです。
ユーザー観察の発見
プロダクトの良い面を理解できるようになった!!
当たり前かもしれないのですが、当時の私はこれができなかったです。 積み上げてきている良さ、プロダクトの強みや良さを真に理解できていなかったのです。
これに気づけてから、謎の頑張らねばという切迫感が抜けて、プロダクトの強みを軸に課題に向き合えるようになりました。
開発チームは、必然的に課題に目が向きやすくなります。 良いところって自分で感じないと真に理解しにくいのかもしれないですね!
ユーザーインタビューの発見
ユーザー観察を数回行った後は、ユーザーインタビューもことあるごとに理由を作り実施しました。20件/月ほど数ヶ月実施していました。 この時の一番の学びは、
要望の裏にあるコンテキストを想像できるようになった = 共感できるようになった
私は観察からインタビューを経てようやく、共感して話を聞くことができるようになりました。 深ぼった事実の延長からユーザーがどう感じるかを少しだけですが、想像できるようになりました。
共感ができるようになった結果多くのことが変わりました。
PdMと伴走できるようように!
プロダクトがどのようにユーザーの人生に変化を与えているのか? ユーザーは心の底から何が欲しいと思っているのか? ユーザーへの共感から徐々に理解できるようになりました。 そうしたプロダクトが与えるユーザーの人生への変化を、大局的な視点で決めているのがPdMなのか!!と理解でき、 PdMが求めている動きを察して動けられるようになり、伴走ができる様になりました。
全ての役割の人とスムーズに対話ができるようになった
プロダクト開発、提供に関わる全ての人はユーザーになんとか価値を提供したいという思いで繋がっています。 ユーザーを想像しながら会話ができるだけで、自然と前向きな方向に議論が進むようになりました。 「それぞれのこだわりでなく、ユーザーの求めていること」を軸に対話ができるようになったことが大きな変化でした。
共感が、プロダクト開発の土台?
ここまでを振り返ると、"デザイン思考"と同じことをしていることに気づきました。
Empathy(共感)フェーズをひたすらしていたようです。 デザイン思考のワークショップなどでよく使われるフレームワークは使ってみてユーザーへの"共感"ができる気になっていたのですが、 現場に向かい、一次情報を積み重ねて得た共感は、ワークショップで得た疑似的な"共感"とは全く違うものでした。
一度、共感できるようになると、デザイン思考のスタート地点に共感があるように、 プロダクト開発の土台として機能します。
おわりに : 共感は、アップデートし続ける
時代や環境が変われば、ユーザの思考や行動は大きく変わります。 共感はすぐ陳腐化するので、常にユーザーに立ちもどり、足を使ってアップデートする事を意識して これからもプロダクト開発に関わっていきます!
We are hiring!!
ここまでお読みいただきありがとうございました。 エムスリーではユーザーファーストでプロダクトに向き合う文化があります! CDO古結さんのこのスライドがエムスリーのデザイナーが大切にしてることを話しているのでぜひ見てみてください! speakerdeck.com
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