エムスリーテックブログ

エムスリー(m3)のエンジニア・開発メンバーによる技術ブログです

2024年にエンジニアリンググループミーティングで紹介した書籍の紹介

年末にこんにちは、こんばんは。12月に長女の音楽発表会があり、長女の成長に涙したVPoEの河合(@vaaaaanquish)です。

本文とは関係ない娘と私

本記事では、エンジニアリンググループで毎月行っている全体会、Group Meetingで実施している『おまけコンテンツ』を紹介します。

オススメの書籍紹介になりますので、年末のお供に是非。

 

Engineering Group Meetingとは

エムスリーでは、月一回全エンジニアが集まるGroup Meetingを開催しています。 Group Meetingの本編では、各チームで行っている施策、技術の共有を行っています。 また、新しいメンバーの自己紹介など、重要な情報の全体周知も行っており、エムスリーのカルチャーを支える大事な会になっています。

Group Meetingには、5分ほどの『おまけコーナー』がありまして、歴代VPoEが担当してユニークなコンテンツを紹介しています。 過去には、歴代VPoEの山崎がプロダクトマネジメントを紹介したり、岩佐がエンジニアリング要素のあるゲームを紹介したりしていました。 個性のある発表も多い人気コンテンツです。

私は、良書や気になったインターネットコンテンツを紹介したりしてます。

おまけのインターネットコンテンツ紹介事例 - バイアス議論で使われる赤点戦闘機の図は実は元論文には存在しない二次創作でしかも沢山あるという小ネタ
直近では、AI技術だとか社会的な統計のお話が多かったりします。 個人的には最近音声合成分野が熱いので、VRC実装も含めて楽しんでいる話を次回はしたい所です。

 

書籍紹介

Group Meetingでは書籍紹介も伝統的に続いています。 毎回数冊紹介しているのですが、全ては紹介しきれない量です。 当然、エンジニアリングに関わる名著、達人プログラマー闘うプログラマー脳に収まるコードの書き方Team Geekなども紹介しています。

本記事では、Group Meetingおまけコーナーで紹介した書籍から、なるべく多くの社会人に紹介したい本をテーマに考えピックアップした書籍10選ということで書いていこうと思います。

 

仕事に必要なことはすべて映画で学べる

クリエイターとして、代えがたいユニークな創作の能力を仕事という場で最大限活かす、という方法論が学べる本です。2013年の書籍ですが、技術と事業が複雑に絡まる現代に刺さる一冊だと思います。

 

熟達論 - 人はいつまでも学び、成長できる

為末大氏の書籍です。スポーツにおいて「真のトップランナー」へ成長する過程を考察しています。エンジニアのキャリアに通づる所も多いですし、何かを突き詰める全ての成長論に通づる良書です。

 

RANGE(レンジ)知識の「幅」が最強の武器になる

技術の幅を広げるべきか、一点突破で極めるべきか、そういった議論を深める一冊です。書籍の結論としては"幅"に依り過ぎている部分もありますが、タイガー・ウッズとフェデラーの対比など、各エピソードが面白いのでオススメです。

 

データセキュリティ法の迷走

法律家から見た時のセキュリティのお話が書かれた書籍です。技術的に全てが最新とはいかないのですが、一方で技術視点だけでは解消できないセキュリティの課題を詳しく書いてくれています。技術者の考え方が広がる良い書籍だと思います。

 

テクノロジーの世界経済史 ビル・ゲイツのパラドックス

『イノベーションがこれまでにないペースで次々に出現しているというのに‥アメリカ人は将来についてますます悲観的になっている』という序章から始まる本です。まさに現代って感じですよね。その中でエンジニアとしてどう生きるか、改めて考える一冊になると思います。

 

ビジュアル・シンカーの脳: 「絵」で考える人々の世界

何事も論理的に整理して、というのが社会では求められやすい世の中ですが、ビジュアルで捉える人も居るよという本です。社内でも「こういう時に感覚で考えるかも」と、論理以外の思考法に対するリスペクト話が盛り上がりました。

 

テクノロジストの条件

古い書籍ですが、ドラッカーの名著です。技術と知識を伴い自ら手を動かすエンジニアとしての在り方と、未知なるものを体系化しイノベーションを起こす方法について説かれています。

 

ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力

「答えの出ない事態に耐える力」というサブタイトルの通り、即時的な答えを出したい人の多い現代に必要な一冊だと思います。働いていてもプライベートでも起こり得る、「あちらを立てればこちらが立たず」な状況を上手く捉えようというお話が書いてあります。

 

実力も運のうち 能力主義は正義か?

社会学寄りの書籍ですが、私達のものづくりの前提となっている社会の形について考えられる大切な一冊です。私達が愛してやまない技術を使う先の事を考える、そのきっかけになればなと思います。

 

1兆ドルコーチ

最後は、心にガツンと来る一冊です。あなたがやらなければ何も変わらない、ただそれだけの事を丁寧に伝えてくれます。私も年末読み返したい至極の一冊です。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

これで、今年もエンジニアの皆さんの積読を増やすことができました。 来年もEngineering Group Meetingを通して「おまけコンテンツ」で1記事書けるよう、私も年末年始に積読を消化していきたいと思っています。

積読消化でよいお年を過ごしていきましょう。 やっていき!

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