エムスリーテックブログ

エムスリー(m3)のエンジニア・開発メンバーによる技術ブログです

BIT VALLEY 2020 にて『 Infrastructure as "型付き" Code - 急成長する事業のインフラ再構築 』を発表しました

エムスリー エンジニアリンググループの山口 (@no_clock) です。

2020/9/9 (水) 〜 2020/9/12 (土) に開催されたカンファレンス「 BIT VALLEY 2020 」にて、「 Infrastructure as "型付き" Code - 急成長する事業のインフラ再構築」を発表しました。

BIT VALLEY 2020 とは

2020.bit-valley.jp

BIT VALLEY は、 2018 年から開催されているテックカンファレンスです。 3 年目となる今年のテーマは「次世代会議 ~ 次の時代を切り拓くテクノロジーの祭典 ~」。

9/10 (木) の Developers Day では、各企業の知見や「ワクワク感」あふれる 20 のセッションがありました。初のオンライン開催とのことでしたが、配信や進行がとてもスムーズで印象的でした。運営に関わった方々へ深く感謝申し上げます。

各セッションは、後日 BIT VALLEY - YouTube にてアーカイブが公開される予定です。ぜひご覧ください。

(余談ですが、今回エムスリーを卒業された池田さん (@progrhyme) にお声掛けいただき、登壇の機会をいただきました!)

Infrastructure as "型付き" Code - 急成長する事業のインフラ再構築

私 山口からは、クラウド電子カルテ「エムスリーデジカル」で行っているインフラ再構築の取り組みを発表しました(発表資料)。発表の中では、実際の Ruby on Rails のサービスを例にして、 TypeScript で分かりやすく・間違いにくくインフラをコード化していることをご紹介しました。

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スライド抜粋 (pp.27-28)

技術選定の裏側

セッションでは時間の都合で話しきれませんでしたが、技術選定においては次のようなアイデアもありました。

  • Kubernetes にしてもよいのでは
  • マイクロサービスはどうか
  • サーバレスを活用できないか
  • NoSQL や、 Google の Cloud Spanner はどうか
  • ちょっとチューニングするだけで劇的に効果が出たりしないか

この辺も、 Slack で議論を進めたり、雑談タイム*1で技術的な話に花を咲かせたりといったことを重ねてきています。

「ユーザに役立つサービスを素早く作るには、何が最適か」「サービスをより良くしていくために何が出来るか」をチームで考えて実行していけるのは、チームに裁量がある弊社エムスリーの強みだと感じています。

ソフトウェアエンジニアや SRE として、考えたものがきちんと形になる、というのはやはり嬉しいものです。

We're hiring!

みなさんも、チームに加わってこうした技術選定や課題解決を一緒に進めたり、型システムについて熱く語ったりしませんか?

ソフトウェアエンジニア、 SRE どちらも募集中です。ぜひカジュアル面談でお話ししましょう!

jobs.m3.com

*1:リモートワークに移行してから毎日実施している雑談の時間。タイトルは『 Virtual Coffee ☕🍵 』