エンジニアリンググループの松原@ma2geです。
先日、株式会社日本経済新聞社のエンジニアの方々にお越しいただき、Kotlin 座談会を開きましたのでその様子を報告します。
日本経済新聞社様からは、長島様、浦野様、野口様の御三方が、弊社からは滝安、松原と技術フェローの前原が参加しました。 長島様が課金周りを、浦野様、野口様が認証周りのシステムを担当されているとのことです。
エムスリーでの Kotlin 事例について
座談会は以下のように進みました。
- エムスリーでの Kotlin 事例
- 日本経済新聞社様から Kotlin 検討の経緯など
- フリーディスカッション
最初は弊社滝安から JJUG での登壇スライドをもとに、エムスリーでの Kotlin 事例についてざっくりと紹介しました。
スライドにもありますが、Kotlin から Java の資産を使えることや、Lombok が辛い話などについて、当事者としての小話を挟みつつエムスリーでの事例についてざっと共有しました。
Kotlin 検討の経緯からフリーディスカッションへ
次に長島様に先導いただく形で日本経済新聞社での Kotlin 検討の経緯についてお話を伺いました。
現在10年ものの Java システムをご担当されているそうで、そちらを Kotlin にすることを検討されています。 Kotlin の他にも Scala や Go も検討されていたそうですが、Java の既存資産を使えることや、Java と Kotlin 間のシームレスな Developer Experience があり、一番の候補となったとのこと。 また Kotlin にすることで Android 開発メンバーの方々もサーバサイド開発を手伝うと言ってくれているそうで、 クライアントとサーバサイド間でお互いの領域を手助けしあえるのはメリットがありそうだと感じました。
Kotlin 導入に関して不安は大きくないものの後押しとなるきっかけが欲しいとのことで、ありがたくも Kotlin で情報発信している弊社にお声がけいただいたそうでした。
その経緯を伺った後は、弊社から Spring Boot を採用してどうだったかや、開発環境は IntelliJ IDEA 使っているのか、アーキテクチャはどうしたのかなど、 実際の開発に関すること、ハマった点などのより具体的な知見を共有させていただきました。
最後に日本経済新聞社の皆様から「Kotlin でいこうという気持ちになれた」、「強く後押ししてもらえた」とのお言葉をいただきました。 この会を開催できてよかったと思うとともに、弊社としても技術談義を行うことで、改めて Kotlin の良さや、Java 資産の活用について再認識することができ感謝しています。
最後に
ということで座談会の模様をお伝えしました。 最後は今後もコミュニティを盛り上げていければというところで和やかに終わりました。 今後もお互いに Kotlin のコミュニティを盛り上げていきましょう!
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