エムスリーテックブログ

エムスリー(m3)のエンジニア・開発メンバーによる技術ブログです

ALB 経由で Lambda の Rails を実行してみた

お久しぶりです、エムスリーエンジニアリンググループ 兼 QLife エンジニアの園田です。

今回は、Rails のアプリを AWS の Lambda で動かして、ALB 経由でアクセスしてみようという内容です。

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実現するためには

  • ALB から Lambda を呼び出す。
  • Lambda で Rails を動かす。

上の2つをクリアするだけでいいので、動かすだけならとても簡単にできてしまいます。

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ドメイン駆動設計座談会 & モデリングハンズオンを開催しました

エンジニアリンググループの西名(@mikesorae)です。

最近エムスリー社内でドメイン駆動設計(以下DDDと表記)への関心が高まり、社内でも勉強会を開催する流れになりました。

せっかくなので有識者から効率的な学習方法や注意点を学ぼうということで、DDD Community JPの運営などで活躍されている松岡幸一郎(@little_hand_s)さんをお招きし、DDD座談会を開催しました。

本記事では、その中でも面白かった内容をピックアップしてご紹介します。

DDDを始める際の注意点

まずは、DDDに取り組む際にどんなことに気をつけるべきかを質問してみました。

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新卒入社2ヶ月目に Datadog Dashboard を Terraform で生成した話

こんにちは、エンジニアリンググループ AI・機械学習チームの榎田(@niflh)です。就活のときに「バイトでプログラムは書いてますが、それより数学してるほうが好きです!」と言ったらエムスリーさんからお声がかかって、インターンを経て新卒入社しました。最近は仕事でプログラミング、プライベートで数学する楽しい日々を送っています。

今回、インフラを監視するための Datadog dashboard を Terraform でつくったので、その話をします。

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ちなみに私は入社まで Terraform も Datadog も未経験だったのですが、エムスリーに入った2ヶ月でだいたいキャッチアップできました。色々な技術に触れて勉強できる、刺激的でいい環境です。

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エンジニアリンググループが大学に行ってきたよ

こんにちは、エンジニアリンググループ新卒2年目の青木です。 現在はクラウド電子カルテ「エムスリーデジカル」の開発に携わっています。

先日、慶應義塾大学で行われた講義にエンジニアリンググループとして参加させていただきました! 今回はその時の内容を振り返ってみようと思います。

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大学の講義室なう

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SRE Lounge #9 で弊社の取り組みについて話しました

こんにちは、エンジニアリンググループ SREチームの高橋(@tshohe1)です。

5/29に開催されたSRE Loungeというイベントで「エムスリーはどのようにしてSREをはじめたか」というタイトルで登壇させていただきました!

登壇の場を提供していただいたSRE Lounge運営スタッフの方々、スポンサー&会場提供していただいたサイバーエージェントさん、ありがとうございました。

本記事ではイベントの簡単なまとめと、時間の都合上語れなかった弊社の他の取り組みを少し書いていきたいと思います。

f:id:tshohe:20190605102051j:plain ANA Lounge Haneda by LWYang is licensed under CC BY 2.0

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Marp CLI (Marp Next) をとりあえず知る・使い始めるためのまとめ記事

Marp

Marp は markdown 形式でプレゼンテーションを作成できるソフトウエアです。Markdown で記述したスライドをブラウザ上で描画したり PDF に出力したりできます。

その性質上、万人向けのツールではないところがあります *1。しかし、以下のようなニーズに対してはとても素晴らしいツールだと思います:

  • WYSIWYG エディタにマウスで格闘するより、テキストエディタを使いたい
  • Git と相性の良い、テキストベースのフォーマットで書きたい
  • 一つの markdown のファイルからプレゼンテーションもドキュメントも生成したい

筆者は既に社内外や個人で複数のスライドを Marp で作成しており、非常に便利なツールで助かっています。

実際に 私が Speaker Deck で公開しているスライド は 2018 年以降 Marp で全て作成しています。数百名の方向けの登壇発表などでも特に不自由もなく利用できています。

このように便利なツールなのですが、Marp Next (Marp CLI) を使い始めるまでの手順がまとまった資料があまりなかったため、分かる範囲でまとめてみました。

この記事の想定読者レベル

  • markdown 記法に抵抗がない
  • フロントエンド系の開発環境や node.js に詳しくはないが、コマンドライン環境の基本的な操作はできる
    • フロントエンドに詳しい方は @marp-team/marp-cli の README 等を見ながら好きな方法でセットアップすればよいと思います
    • 本稿では node.js 等に詳しくない読者を想定して書いています (Marp の布教のために)

*1:Slack ですら「大多数のユーザーのニーズに対応する」ために Markdown 記法をあえて採用していないぐらいです: https://get.slack.help/hc/ja/articles/202288908

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Java Quiz 解答・解説

こんにちは、CTO の矢崎 (@saiya_moebius) です。

JJUG というイベントにて Java Quiz の配布をいたしました。設問はシンプルですが、特に 2 問目からは悩ましい問題だったのではないでしょうか。意識せずに使っている JVM の挙動を知るよいきっかけをご提供できて幸いです。問題文は本 blog に投稿済み ですので、Quiz をご覧になっていなかった方もご覧いただけます。

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@kis (id:nowokay)さんがその場で quiz の検証コードを書いていただいたり、来日された Java Champion の方が話しかけてくださり、楽しく議論したりもしていました

以下、問題文 と同じく、64bit 環境の OpenJDK 11 前提で解説いたします。

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