エムスリー エンジニアリングGの岩本です。
会社ではiOS開発からサーバサイドの開発を担当していますが、家でDIY・IoT・スマホアプリなどを作る小学校1年生のパパエンジニアやっています。 最近下記の記事をホットエントリで見つけました。
すごい面白い! と興奮して秒でポチってしまいました。送料込みで900円。メルカリ便利。
子供のためにおもちゃを買ってあげるなんてなんて優しいパパなんでしょう。
きっとこのおもちゃを自作のプログラムから動かしてあげたらすごい興奮するんだろうな〜。
「どうやってプログラムしたの!?仕様どうなってるの!?すごい!私もJavaScript書く!」ってなったらどうしよう。
夢が広がりますね。ところで、このサンリオピューロランドのミラクル♡ライトを制御するHTMLを作ったので紹介します。
なお、エムスリーテックブログのものづくり系の記事はいくつもあるのでよければ参照ください。
- Web Bluetooth API と Bluetooth MIDI を使って子供向けの音符学習アプリを作る - エムスリーテックブログ
- Bluetoothを使った筋トレ用デバイスを作ろう - エムスリーテックブログ
- ROSでSLAMラジコンをつくった - エムスリーテックブログ
- FireTV stickを懐かしのコインタイマー化 - エムスリーテックブログ
- じゃんけんゲームをDIYした - エムスリーテックブログ
作ったもの
実際にミラクル♡ライトを持っている人は下記の画面から制御できます。
仕組み
サンリオピューロランドのミラクル♡ライトの仕組み。制御と解析。 - 名前で調査してくれていた内容をそのまま実装した形になりますので詳細はそちらを参照ください。かんたんに説明するとミラクル♡ライトは人間には聞こえづらい周波数の音を使って制御することができます。しかし、id:titn-nananaさんめっちゃ調べてくれていてすごい。
この周波数をWeb Audio APIを使って再生してやることでブラウザからミラクル♡ライトを制御できます。
音を出すプログラム
音を出すコア部分は下記のプログラムです。数十行でかんたんですね。 音の周波数を125msできりかえて一連の周波数を出力します。
async function play(freqs) { const context = new AudioContext(); const oscillator = context.createOscillator(); const gain = context.createGain(); oscillator.connect(gain); gain.connect(context.destination); oscillator.start(0); for (let i = 0; i < freqs.length; i++) { oscillator.frequency.value = freqs[i]; await wait(125); } oscillator.stop(0); } async function wait(ms) { return new Promise(resolve => { setTimeout(resolve, ms); }); }
ちなみに、聞こえない領域の周波数かと思っていたけど、かすかに聞こえる気がします。 パレード中ならほとんど気づけないかと。
その他のプログラム
HTML全部含めても150行程度なので興味のある方はソースコードを覗いてみてください。
最後に
おもちゃを娘に見せたところ
「おもちゃ!?これ自分の?」
と興奮していたので、自作のプログラムで動かして見せてあげました。
「これだけ!?ふーん」
と言われてそれ以上触ってくれませんでした。
パレードの動画を用意すればよかったのかもだけど、それは用意できなかったんです。 ただ光るだけ。地味。プログラム作ってる私は楽しいんですけどね。
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