機械学習エンジニアの西場です。
私が「今していること」から「将来しようとしていること」や「仕事のモチベーション」が連想するのが難しいのかなっと思うことが何度かあったので、実現したいことやモチベーションを紹介します。
仕事のモチベーション
私の仕事のモチベーションは、医師への情報伝達を最適化し、医療の質の向上に貢献すること。
そのために、様々なプロジェクトを進めており
- Archimedesでは医師の短期トレンド、長期トレンドのモデル化
- Bourbakiではコンテンツのバナーのデザインの最適化
- Cantorではコンテンツのテキストから特徴量の抽出
- GaussやIsaacsでは医師が興味がある医療系のキーワードの取得
を行っています。(※ プロジェクト名に数学者・物理学者を使っています。個人的にはBourbakiは不満ですが)
それぞれのプロジェクトは独立して既存サービスに貢献しています。将来的にそれらを組み合わせて、さらに情報伝達を最適化することを考えています。
(※ 各プロジェクトの詳細は別のところで紹介したいと思います)
医師に情報を届けることの大切さ
医師に最適な情報を届けることによって医療に貢献できると考えています。
根拠の一つとして、カリフォルニア大学ロサンゼルス校助教の津川友介の論文があります。
この論文は内科医を対象にアメリカで調査が行われています。担当医師が若いほうが入院30日以内に死亡する確率が低いことが示されています。
若い医師のほうが致死率が低い要因として、若い医師のほうが最新の医学知識を持っており、ガイドラインも守る傾向が高いという調査結果が紹介されています。
つまり、最新の医学知識やガイドラインを知っている医師のほうが患者の致死率が低くなることが示唆されます。
情報伝達を効率化する
医学は日々進歩しています。新しい治療法や薬が開発されています。また症例共有も注目されるようになりました。
インターネットのおかげで様々な情報にアクセスできるようになり、昔に比べ情報収集が容易になったと思います。弊社でも様々な情報を医師に発信しています。
そこで次のステップは医師に届ける情報を正しく選別することだと考えています。
多くの医師は非常に忙しく、ニュースで医師不足や激務等が取り上げられているのを度々見ます。
医師の限られた時間で必要な医学情報を効率的にアップデートするためのサポートをしたいと考えています。
理想的には、
「ジャーヴィス、この患者と似た症例とそれらに関する最新の医学情報をまとめてくれ」
の一言で全てが集まることですが。
まだまだ理想には程遠いですが、少しでも効率化できるように精進します。
達成するために必要なこと
これらの理想を実現するためには周辺のことも進めていく必要があります。
たとえば、
- 継続的に医師にとって価値のあるコンテンツを作る・集める
- 継続的に医師にアクセスしてもらう
というようなことも非常に重要です。理想的なアルゴリズムができたときに「医師会員がほとんどいなかった」というのは残念すぎます。
これらのことは多くの人が協力し様々な施策を実施して改善しようとしています。
私達も協力できることは積極的に行おうと思っています。
広告やメルマガ等のクリック数の増加等の施策も技術的にもサービス的にも実現したいことに繋がっており、医療の向上にも繋がっていると考えています。
一緒に医療に貢献する仲間がほしい
理想を実現するためには、一緒に働く仲間が必要です。
色んなスキルを持ったエンジニアと協力し社会に大きな価値を提供したいです。 興味のある方はカジュアル面談等の申込ください。