エムスリーテックブログ

エムスリー(m3)のエンジニア・開発メンバーによる技術ブログです

エムスリーTech Talk 82回目 を開催しました! #m3dev

準社内向けの勉強会であるTech Talkの82回目を11/17に開催しました!今回はそのレポート記事です。

f:id:oboenikui:20171122113306j:plain

Tech Talkについては前回の記事をお読みください。

www.m3tech.blog

今回はGMOペパボのほんざわさん (@Joe_noh) も招いての勉強会となりました。

KotlinConf行ってきた + Google Assistant試した

Kotlinの実質的なエバンジェリストであるたろう (id:taro, @taro_ngsw) によるKotlinConf出張報告 & Google Assistant トライアルについて。

f:id:oboenikui:20171122114720p:plain

KotlinConfの発表内容で興味深いのが、何と言ってもAndroid・ブラウザ(JS)・iOSで共通のコード (common module) を使って書けるようになったことでしょう!

また、発表内容の内訳を見るともはやAndroid向けKotlinは当たり前と捉えられているのか、サーバーサイドKotlinに関する発表の数がAndroid Kotlinの発表よりも多かった (たろう調べ) 、というのもこれからのKotlinの発展に期待が持てる要素だと思います。

彼のサンフランシスコ滞在記はこちらの記事をご覧ください。衝撃の出オチです。

taro.hatenablog.jp

また、Dialogflowを使ってGoogle Assistantが某テーマパークのアトラクションの待ち時間を教えてくれるアプリを作った話も。 (Androidアプリの移植版)

残念ながら発表時のデモではGoogle Assistantさんが緊張していたのかちゃんと答えてくれませんでしたが、後日機嫌を取り戻してくれたようです。

個人的にはDialogflowを使うとGoogle Assistantさんは何故声変わりしてしまうのかが気になっています。

gRPC on Spring Boot (Kotlin)

今月からエムスリー社員となったすずけん (@suusan2go) による発表。

過去のブログ記事でも何度か紹介し、先日のJJUG CCC 2017 Fallでも発表したように、弊社の医師キャリア事業では複雑になったアーキテクチャのリニューアルにKotlin + Spring Bootを用いています。

今回の発表はその中で入社後すぐに行ったgRPCとSpring Frameworkを連携する部分の調査結果についてでした。

speakerdeck.com

プロダクトに使えるレベルとのことですので、実際に適用してみて果たして問題なくプロダクトで使えるのか!? Kotlin + Spring Frameworkアーキテクチャで問題は発生しないのか!? 今後に期待しましょう。

Vue.jsのユニットテスト

GMOペパボのほんざわさんによるVue.jsコンポーネント単体テストをする話です。

www.slideshare.net

Vue.jsは以前は公式のテストライブラリがなかったので、様々な非公式テストツールが作られていたようなのですが、最近まだベータ版ではあるもののvue-test-utilsという公式でメンテされているテストライブラリが登場しました。

ほんざわさんは業務でVue.jsを用いているそうで、実際に業務でコンポーネントのテストとしてvue-test-utilsを用いてみて、使い方だけでなくハマりポイントもレクチャーしてくださいました。

Promiseが使われる際問題になったり、他のライブラリが関与するとうまく動かなかったりと、なかなか難しいですね。

Understanding Filesystem using go-fuse, from scratch

前職ではNASの組み込みLinuxを触っていた滝安 (@juntaki) による、Goでファイルシステムを実装した話。

speakerdeck.com

彼はGo言語愛好家であるとともに前職との関連から低レイヤを触るのも好きなようで、以前はGoからJava資産を使うというネタを披露したのですが、今回はもっと実用的な話で、GoでS3をファイルシステムとしてマウントするプログラムを作った話です。

以前のスライド↓

speakerdeck.com

LinuxではFUSEを使えば、簡単にファイルシステムを作成できるそうです。

リポジトリも公開しているので興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか。

github.com

懇親会

今回は外部参加者も数名いらっしゃったので、懇親会を開催しました。

f:id:oboenikui:20171122120036p:plain

f:id:oboenikui:20171122121228p:plain

テンションが若干低めに見えるとしたら撮影者(私)の技量の問題です…… 精進します…!

まとめ

今回は外部の方を交えてということで、いつも以上に賑やかな勉強会となりました。

Tech Talkでは、表立って募集はしておりませんが今回のように外部の方でも参加できる勉強会となっています。

もしご登壇・ご聴講を希望される場合は、こちらのフォームからご連絡ください!