2019年7月に入社して早いもので、2ヶ月が過ぎました 荒谷(@_a_akira)です。
今回はKotlin Fest 2019で、弊社社員である私が発表しました。
Kotlin Festとは
Kotlin Festは2018年から行われている国内最大のKotlinカンファレンスで、「Kotlinを愛でる」をビジョンにKotlinに関する知見の共有と、Kotlinファンの交流の場を提供して下さっていて、今回が2回目の開催となります。
前回は発表者は招待枠のみだったのですが、今回からはセッション発表者が公募形式になりました。
所感
私は、「Kotlin Multiplatform Project入門」というタイトルで発表させて頂きました。
発表に関しての振り返りは自分のブログに書いています。
Kotlin Multiplatform Project(以下 MPPと呼ぶ)は本番環境での導入はしていませんが、今いるチームは複数のプロジェクトを少人数で回していて、MPPのようなロジックを共通で記述してiOS, Androidの開発工数を削減をする仕組みは、とても相性が良いです。
さらに今のチームには、前職でも一緒にKotlin/Nativeを調べていた 堀田や、以前弊社主催の勉強会である「どこでもKotlin」で、Kotlin/Nativeの発表をしていた名前が覚えにくい人、 Kotlin/Nativeの本を書いた渡辺 等、Kotlinはもちろん Kotlin Multiplatfrom Projectに強い人がたくさんいる環境なので、機会があれば本番でも導入していくつもりです。
以前はKotlinといえばAndroidの発表内容が殆どでしたが、採択セッションにも現れている通り、Androidに限らずサーバサイドやKotlin/Native, Kotlin/JS等のMultiplatformに関する発表が多く、Kotlinという言語のトレンドの変化を感じました。 幅広くKotlinという言語が広がっていくのは、いちユーザとしてとても嬉しいです。
エムスリーとKotlin
エムスリーは今年もKotlin Festのスポンサーとして参加させて頂きました!
当日はタペストリーを間違えてしまい、隣のDeNAさんと被ってしまい申し訳ございませんでした。
エムスリーさんは、なんと間違えたバックパネルを持ってきてしまったらしく、DeNAさんのブースの隣なのにDNAの文字が!😂😂
— Kotlin Fest 2019 (@kotlin_fest) August 24, 2019
※ブースでのDNA検査は残念ながら行ってないそうです
Kotlinの新機能使ってる?アンケートもあるので回答してみては?#kotlinfest pic.twitter.com/ifeXsjSfLn
同じヘルスケア領域をやっているDeNAさんとの交流も!
小さい「e」って、追加いただきましたw@m3_engineering さん、ありがとうございます!#kotlinfest https://t.co/52nZVFK7np pic.twitter.com/BS1jDxsoSq
— DeNA Tech (@DeNAxTech) August 24, 2019
お詫びにリンクを貼らせて頂きます...
当日は、弊社VPoEの山崎(@yamamuteking)と技術顧問の藤原 聖(@satorufujiwara)さん、フェローである長澤 太郎(@ngsw_taro)さんにもお越しいただきました。
ブースで行っていたアンケート結果はこのようになっています。(シールの色に意味はありません)
Coroutinesは既に導入している方が多い印象でした。
導入プラットフォームも、依然としてAndroidでの利用者が多いものの、サーバサイドでも増えているのが顕著に現れている印象です。
既にKotlin/Nativeを使っている方も2名もいらっしゃいました。羨ましい限りです。
会場ブースでは説明しきれなかったのですが、Kotlin Fest主催者でもあるエムスリーフェローの長澤太郎さんが所属していた影響もあり、エムスリーでは数多くのサービスでKotlinが使われています。
年 | 導入事例 |
---|---|
2016 | MR君アプリをKotlinでリニューアル |
2017 | 医師キャリア事業リニューアル、サーバサイドKotlin |
2018 | 薬剤師キャリア事業リニューアル、サーバサイドKotlin MR君リニューアル、サーバサイドKotlin 医師向け事業のユーザー主体メディアの新開発でサーバーサイドKotlin |
2019 | 医師向け事業のユーザー主体Q&Aサービスの新開発でサーバーサイドKotlin 医師向け新規アプリを Kotlin で開発、GraphQL サーバにもKotlinを採用 コンシューマ向け試作アプリをKotlinで開発中 企業向け職場改善サービスの新開発でサーバーサイドKotlin導入(予定) |
技術選定自体はチーム毎のエンジニアに任されているので、使いたい技術に妥当性があればどんな技術でも使うことが可能です。
他にはRuby on Railsを使っているプロダクトも多く、GoやScala、 フロントエンドではAngularJS, React.js, Vue.js等 ここには書ききれない程様々な言語が採用されています。
一部ではElixirも使われているとかいないとか...
勉強会告知
エムスリーでは、今後Kotlinに限らず多くの勉強会を実施予定です。
直近では、
Kubernetesの勉強会 : 09/09(月)
GraphQL勉強会 : 10/09(水)
GraphQL勉強会では、Kotlin Fest2019でも「サーバサイドKotlinでGraphQLをやってみよう」のタイトルで発表していた @shiraj_iさんこと磯貝さんにも登壇して頂きます!! 👏
まだ公開していないので、Connpassのエムスリーアカウントをフォローお願いします。
日程は未定ですが、11月にはKotlinかAndroidに関する勉強会も開催予定です。
皆様の参加を是非お待ちしております!!
We are hiring!
弊社ではネイティブアプリ、サーバサイド問わずKotlinを書きたいエンジニアを募集しています!
社員とカジュアルに話すこともできますので、興味を持たれた方は下記よりお問い合わせください。