こんにちは、マルチデバイスチームの小林(@bakobox)です。 今年もiOSDCが開催されました🎉エムスリーは、シルバースポンサーとして協賛させていただきました。 私はday0はオンライン、day1とday2はオフラインで参加してきましたので、レポートを書きたいと思います。
印象に残ったセッション4選
私が視聴し、特に印象に残ったセッションについてレポートを書いていきます。
座談会 「Strict ConcurrencyとSwift 6が開く新時代: 私たちはどう生きるか?」
Swift6からSwift Concurrencyのチェックが厳格化され、データ競合が起こり得るコードはコンパイルできなくなり安全性が向上します。しかし、Swift6へ移行するのは簡単ではなく、どこから始めたら良いのか分からない方も多いと思います(私もです)。このセッションでは、Swift Concurrencyについて深く理解されている方々が座談会形式で事前アンケートへの回答や移行戦略についてお話されました。弊チームでも絶賛Swift6対応中なので、非常に参考になります!
Mergeable Libraryで高速なアプリ起動を実現しよう!
Dynamic FrameworkとStatic Frameworkはビルド時間や起動速度、アプリサイズ等の特徴が異なっており、開発時はDynamic Frameworkの方が扱いやすく、リリース時はStaticの方が有利になるという性質があります。それらの良いとこ取りをするものとしてMergeable Libraryが登場しました。この発表ではMergeable LibraryがDebug時とRelease時でどのような振る舞いをしているのかについてと設定方法が紹介されました。早速試してみたいと思います!
詳解UIWindow
UIWindowについてのお話です。UIWindowとは何かから始まり、UIViewからアクセスする方法、SwiftUIからアクセスする方法について紹介されました。 いままでの開発で触る機会があまりなく、画面サイズを取得する際はちょっと気をつけようくらいしか考えたことがなかったのですが、こちらの発表により理解を深めることができました。特にステータスバーの挙動に関しては全く知らなかったため、今後の参考にさせていただきます!
Mastering AsyncSequence - 使う・作る・他のデザインパターン(クロージャ、Delegate など)から移行する
AsyncSequenceついて、Sequenceと比較しながら丁寧に紹介していただきました。 また、Closure・Combine・Delegateからの移行方法や実際にプロジェクトに使っていく際のプラクティスも詳しく知ることができました。 自分が担当しているプロジェクトでもあの部分ちょっと直そうかな〜という部分がいくつか見つかったので、早速活かしていきたいと思います!
ニコ生のプレミアム会員に登録したので、まだ視聴できていないセッションも全部見る予定です!
まとめ
大変勉強になりました! 早速持ち帰ったものを業務や個人開発に活かしていきたいと思っています。 またセッションはもちろん、LT大会や企業ブースも大変盛り上がっておりました! 特にLTはみんな5分ピッタリで終わり、笑いが生まれるというかなりレベルの高いもので驚きました。 スタッフ・スピーカーの皆様、本当にありがとうございました!
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