エムスリーテックブログ

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【Tech Talk動画紹介】追悼、我が家のリサイクルスマートホーム機器

Tech Talkの司会を毎回担当している星川です。

今回は私が発表したスマートホーム系の動画を紹介します。

私は物に愛着が湧きやすいタイプで、今まで使ってきたスマホをほとんど所有し続けており、数十台のスマホに囲まれて リチウムイオン電池の爆発に怯えながら 生活しています。しかし、ただしまっておくだけでは勿体ないということで、学生時代はAndroidスマホで動くTwitterのbotを作ったり、ロボットに固定して地磁気センサーとして使ったりしていました。

そんな私が以前作ったスマートホーム機器の機能を紹介しつつ、来週引っ越しに伴いお役御免になる予定の彼らの今後の活躍をお祈りしたいと思います。

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上記画像はIoTのイメージ図としてありがちなよくわからないグラフです


【以前のTech Talk動画紹介シリーズの記事はこちらから】


1作目: IoTボタン

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ご存知Amazon Dash ButtonをIoTボタン化しました。 動画でも説明したとおり、Amazon Dash Button (物理ボタン) は既に2019年8月にサービスを終了しており、現在はボタンを押しても永遠に注文の品が届くことはありません。

しかしPython製プログラムの amazon-dash を使うことにより、任意のコマンドを実行するなど柔軟な設定が可能になります! ちなみにこれはAmazon Dash Button自体をハックするわけではなく、同一ネットワーク上のPCで動いているプログラムがARPパケットを検知したことをトリガーとして実行します。そのため別途家庭内サーバーが必要になります。 また、Amazon Dash Button自体をインターネットから遮断しておかないと、文鎮化する(らしい)という点にも注意が必要です。ただのボタンになってしまわないように、ルーターの設定を弄ることをお忘れなく。

現在我が家ではこのボタンは動画内で紹介した方法では使われていないのですが、何かしら使い道はあると思うので新天地での活躍に期待しましょう。

2作目: スマート(?)ディスプレイ

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Androidスマホ (Nexus 5) を使って、会議中ランプ的なものを作りました。 バッテリー駆動であることを除けば、スマホはスマートディスプレイよりも柔軟性が高いはずなので、もっと活躍の場を広げられるはずなのですが、そのバッテリー駆動であることが原因で現在壁に付けられたまま眠っております。 スマートディスプレイやスマートホームのスイッチとして活用するにしても、ずっと電源に繋げておくとリチウムイオン電池の膨張につながるため、2台のスマホを交互に使うなどが考えられるでしょう。 Google Nest Doorbellなど、充電式の機器を使われている方々はどうやって充電切れを回避しているんでしょうか。

Samsungが自社スマホ向けにスマートホームデバイス化する計画を発表したりと、スマホの有効活用は今後も熱い話題だと思っていますので、今後の活躍に期待したいところです。

ちなみに家族が会議中に部屋に入ってきてしまう件は、リモート生活が長くなってくるに従って直感で会議中かどうかがわかるようになり、発生しなくなりました。

…と書いていた矢先に発生したので、やっぱり必要そうです。バージョンアップに期待しましょう。

番外編:没案

Tech Talkで発表する際はいくつか発表案を用意していることが多いので、採用されなかったものもあります。 最近のCO2モニターブーム (?) に乗って秋月電子で購入し、現在活躍の場を待っているCO2センサーもその1つです。 一時期は酸素ボンベと繋げれば酸欠にならないのでは、などと考えたものの、危険だったのと酸素ボンベが意外と高かったのでやめました。彼には新居での活躍に期待しましょう。

まとめ、今後の展望

Tech Talkで発表したスマートホームデバイスを再度紹介させていただきました。 今のアパートで活躍していた彼らの今後の活躍の場を与えられるようがんばります。

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