こんにちは、電子カルテチーム 兼 採用チームの鳥山 (@to_lz1) です。
今回は、開発業務の傍ら準備してきたエムスリーのエンジニアリンググループ紹介資料 2022年版を公開しましたので、その紹介をさせて頂ければと思います。
背景
昨今、エンジニアの採用は難しくなったと言われて久しいです。
市場環境の変化というのは抗いがたいもので、エムスリーのエンジニア採用もこの影響と無縁ではありませんでした。
もちろん採用に向けた様々な施策は打っていたのですが、その中でも採用チームで課題となっていたのが「対外向けに発表できるエンジニアリンググループの紹介資料」です。
実は資料自体は存在していたのですが、2019年に公開した 旧版 からアップデートが出来ていない状態でした。最新の状況に合わせるために、そして何よりエムスリーのことをより良く知ってもらうために、今回採用チームとしてアップデートに踏み切りました。
進め方とプロセス
アップデートとは言っても、ここ数年のエンジニアリンググループとしての基本方針には大きなぶれはなかったように感じます。このことは先日 VPoE の山崎から発信されたブログにも現れているかと思います。
ショートバージョンでは、エムスリーのミッション達成のために、エンジニアリングGが達成すべき3つのゴールが端的に示されており、...
ロングバージョンでは時代を先読みしたかのように冒頭からPLG(Product-Led Growth)的な発想が盛り込まれており、また、その次にグローバル展開が来るなど、まさに今エムスリーエンジニアリングGが力を入れている部分がしっかりと書かれていて、これまたよくできているな〜と感心しました。
ですので、伝えるべきメッセージそのものに関しては大きな議論はなく、「ひとまずアジャイルに最低限のブラッシュアップを加えて公開しよう」という点にフォーカスして作業を進めました。
具体的には、まず旧版を元に叩き台を作った上で
- デザインの一新
- 技術に関する説明の拡充
という2点を中心に更新しています。この更新にあたっては弊社デザイングループのデザイナー、およびエンジニアリンググループの各チームリーダーに多大なる協力を頂きました。この場を借りて最大限の感謝をお伝えしたいです!
改めて、エムスリーとチームについて
エムスリーでは組織の階層が少なく、一方でたくさんのチームがあります。各チームのエンジニアは平均すると5名程度で、技術選定に関してもほぼすべてが各チームの裁量に委ねられています。このことから、カジュアル面談などの場ではよく 「いくつものベンチャー企業が連なっているような会社です」 と説明させて頂くこともあります。
一方で、創業以来の増収増益を続け、「伸び続けている」こともエムスリーの特長の1つです。
エムスリーでは優秀なメンバーが様々なサービスを立ち上げており、なおかつ日本の医師の90%以上が登録する m3.com というプラットフォームがあります。エンジニアとしても、 0 => 1、1 => 10、 10 => 100 といった様々なフェーズでのチャレンジがあり得る環境です。
また、エンジニアリンググループの技術的な部分については、今回の資料中で複数の軸からの紹介を試みています。具体的には
- プロダクトごとの紹介
- チームごとの紹介
- アーキテクチャの紹介
の3軸です。以下、少しだけ内容の紹介も兼ねて補足させて頂きます。
プロダクトの軸
チームが複数あり、それぞれのチームが複数のプロダクトを持っていることも普通なので、エムスリーが持つプロダクトやマイクロサービスはかなりの数に登ります。プロダクトの種類としてもプラットフォームサイト、動画配信サービス、病院向けSaaS、コンシューマ向けアプリなど多岐にわたりますが、このセクションではそうしたプロダクトのいくつかを例に取って紹介をしています。
このセクションで「そもそもどんな価値を提供するプロダクトがあるのか?」というイメージを掴んで頂けるのではないかと思います。
チームごとの軸
チームごとに選定・利用している技術について、2022年版の内容にアップデートして公開しています。
エムスリーで全社共通的に使っているツール(例えばコミュニケーションにはSlackとZoom、チケット管理にはJIRAなど)ももちろんありますが、プロダクトの根幹に関しては完全に各チームに委ねられており、この表からそうした裁量の広さが垣間見えるのではないかと思います。
このセクションからご自身のスキルに合うかも! というチームを見つけて頂けたら大変嬉しいです。
アーキテクチャの軸
プロダクトや技術要素を知って頂くのも重要な一方、「それらがどう絡み合ってシステムを構成しているのか?」という構造に関する話題は、言葉や表での説明が難しいところです。
ここに関してはいくつかのプロダクトを例にとり、アーキテクチャ図を公開しています。各チームから既存のものをベースに収集したためフォーマットについては不揃いですが、逆に各チームの自治性の高さは出ているかな、と思う次第です。
このセクションでは紙幅の都合もあって言葉での説明を尽くせていませんが、各プロダクトの構造の一端はご理解頂けるのではないかと思います。もし気になる点・聞きたい点が見つかりましたら、ぜひカジュアル面談等の場でお話ししましょう!
まとめ / We are Hiring!
以上、エンジニアリンググループの紹介資料更新と、見どころについて説明させて頂きました。
少しでも私たちのことを知って頂く切っ掛けに、そして「面白そうな会社だな」と思って頂ける切っ掛けになれば嬉しいです! ご興味をお持ちの方は以下の採用サイトもぜひご覧になってみて下さい。ご連絡お待ちしています。
改めてスライドも置いておきます。