あけましておめでとうございます。エンジニアリンググループの松原@ma2geです。 私はこちらの記事にもあるマルデバチームのチームリーダーをしていますが、採用チームとしても働いております。 今回は採用チームで取り組んでいるエンジニアの成長や OSS 活動を推進する仕組みの一部として、 チラッとこのブログにも出てきた「エンジニア実績システム」を導入してみた話です。
エンジニア実績システムとは
2015 年くらいにはてなさんやペパボさんで導入されたことが話題になったのでご存知の方も多いと思います。 以下のようなエンジニア各人の社外的な取り組みに対して、達成したかどうかを実績として記録できるようなシステムです。
- GitHub リポジトリへのスター数(10, 50, 100, 1000)
- 月間記事エントリ数(5, 10, 20)
詳しくははてなさん、ペパボさんの以下の記事を参考にしてもらえたらと思います。 エムスリーのエンジニア実績システムも、これらの仕組みを参考にほぼそのまま流用させていただいております。
- 実績を解除してエンジニアスコアを上げろ!はてなのエンジニア実績システムのご紹介 - Hatena Developer Blog
- 「エンジニア実績システム」を導入した - Kentaro Kuribayashi's blog
話題になった当時から何年ぶりかという感じではありますが、エンジニアの活動を応援する良い取り組みであると感じてはいたので今回エムスリーにも導入をしたみたというわけです。
エムスリーのエンジニア実績システム
実績項目
最初の項目は上記2社のものから合わせたものをベースとしました。合わせて以下のようにエムスリー独自の項目もあります。
- M3 Tech Blog 書いた(記事数 1, 5, 10, 50, 100)
- 勉強会の開催(社内、社外、合同)
- CTF への参加(参加、決勝出場/上位10位以内 (決勝がない場合)、優勝)
- 最初はなかった項目ですが、追加したいとの声があり追加しました
項目についてはこれがベストというものではないので、随時要望を募って追加、改善を行っていきます。
仕組み
Google Sheets と Slack を組み合わせています。 シートに各人の実績を記入できるようになっていて、記入した時に Google Apps Script(GAS) のスクリプトが起動し、Slack へ実績解除の通知が飛んできます。
シートの作りも雑ですし、GAS のスクリプトも雑と作りかけな感じはありますが、ひとまず動いているので何かあれば改善すれば良いかなと考えています。
運用
シートへは各人に自由に入力してもらっています。 シートへの入力を強制はしていないため、そのままだと忘れ去られて「そういえばそういうのもあったね」となりそうなので、 新しい人が入ってくるタイミングに合わせる形で月1で Slack のリマインダーをかけています。 これで新しく入られる方もエンジニア実績システムがあることを知ることができますし、どのような社外的取り組みをしている人かという周りとの話題にも繋がります。 また今いる人にとっても自分の実績を更新する機会にもなります。 それと合わせて追加すべき項目がないかも問いかけをして議論のきっかけとしています。
導入してみて
今のところ30名弱(グループの約半数)の方が入力してくれていて、新しい発見が色々とありました。
- 項目追加時にはこれは無理だろうと思ったもの(具体的には「月間の記事エントリ数20」)を易々と達成する人がいる
- 実は OSS に Pull Request を投げているし、OSS のライブラリ公開をしている人が何名もいた
- はてブ数500超えが何名もいた(私も欲しい)
各人が対外的に何をしているのかを知れるのも良いところです。 例えば私が次に目指している実績は雑誌や書籍の執筆なのですが(あとはてブ)、それを実現済みの方がいて良い刺激になっています。
まとめ
各人の強いところがわかったり、こんなの達成できる人いないのでは?と思うことを普通に達成できる人がいたりと面白い発見がありましたし、 Python にコントリビュートしつつ実績解除するという強者も現れたりと導入してみてよかったと感じています。 まだ導入して少ししか経っていませんが、導入を検討されている方にこの記事が何らかの参考になればと思います。
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