SRE NEXT 2026 参加レポート (登壇&スポンサー) - エムスリーテックブログ

エムスリーテックブログ

エムスリー(m3)のエンジニア・開発メンバーによる技術ブログです

SRE NEXT 2026 参加レポート (登壇&スポンサー)

【SREチーム ブログリレー 1日目】

こんにちは、SREチームの後藤です。

本日からSREチームのブログリレーとして、いくつかチームメンバーからブログを出していこうかと思います。

7月10、11日に開催されたSRE NEXT 2026にて、エムスリーはSILVERスポンサーとしてブース出展をさせて頂きました。 また、個人としては公募セッションにて2024年以来の2回目の登壇をさせて頂きました。

今年のSRE NEXTも非常に楽しくて、活気と熱量のある素晴らしいイベントでした。 運営に携われたスタッフの皆様、本当にありがとうございました。

エムスリーのスポンサーブース

スポンサーブースについて

エムスリーとしてはSRE NEXTへのスポンサー参加は初めてとなります。 私はそもそも技術系イベントでのブース対応が初めてだったのもあり、準備の段階から当日の対応までかなり慌ただしく過ごしておりました。

弊社のブースでは次のようなコンテンツを用意しておりました。

  • 会社紹介チラシ
  • quine クリアファイル (Terraform、Go)
  • 息抜き用のミニゲーム (Claude Code作)

特にquineクリアファイルは好評で多くの方に手に取って頂けました。 Terraformを選ぶ方が多かったかなと思います。さすがSREのイベント。

実際のコードもリポジトリで公開しておりますのでぜひお手元で実行してみてください。

github.com

イベント全体でのスタンプラリーもあったのでたくさんの方にブースを訪れて頂けました。 私の発表を聞いた後に来てくださった方もいて、そこで議論ができたのも非常に楽しかったです。 ブース対応でセッションを聞くことがあまりできなかったのは残念ですが、自分としてはまた違った角度での技術系イベントの楽しみ方を経験できました。

自分の登壇について

私はDay 1の最終セッションにて「Engも、Bizも、CSも。組織横断タスクフォースで実現したライブ配信サービスの信頼性向上」というタイトルで発表させて頂きました。 発表資料はこちらで公開しています。

speakerdeck.com

イベント全体のテーマが「Inclusive SRE」ということもあり、SREやエンジニアに留まらず多様な職種のメンバーが携わってサービスの安定運用を実現している事例を題材にしました。

具体的にはライブ配信のサービスについて、エンジニアリング観点での信頼性への取り組みと、組織横断タスクフォースで臨んでいるサービス安定運用のための取り組みについて発表しました。 特にタイトルにもある組織横断という部分については、ビジネス部門やカスタマーサポートなどサービス運営に携わる各部署で協力して作った体制について、実際の運用ルールや障害対応フローも交えながらご紹介しました。

印象に残ったセッションについて

GitHub Actions runnerの運用から見るニンテンドーシステムズのチーム体制

www.nintendo-systems.com

弊社でもGitHub Actionsのself-hosted runnerを使用しており、他社の事例に興味があって参加させて頂きました。 技術的な仕組みの部分はもちろんのこと、少数のメンバーでどう運営していくかという点も面白く非常に参考になりました。

特にランナーのモニタリングをDatadogでしっかりと整備されていて、それらのダッシュボードを開発者向けにも公開しているところが面白かったです。 ただ単にモニタリングをしているというだけではなくて、開発者がその情報を見ることで稼働状況を理解して自分たちで判断ができるようにしているという、目的や思想をはっきりと持った取り組みなのが個人的にもとても好きでした。

どこかでもっと話を聞きたいなと思っていたところ、ちょうど弊社のブースを訪れて頂けましてその場でいろいろとご質問させて頂きました。 ありがとうございました。

OSINT for SRE: 学術論文とポストモーテムから探るシステム障害の共通パターン

speakerdeck.com

ややアカデミックな研究寄りのセッションで、過去事例に基づいた調査と分析の内容が納得感もあり非常に面白かったです。 各レイヤーごとに障害の具体例や分析があり、あるよな〜とうなずきながら聞いていました。

特に連鎖障害の部分は弊社もマイクロサービスな構成なこともあって実感も持ちながらいろいろ考えさせられました。 障害の連鎖する深さの話があるのですが、このあたりはサービス間の依存グラフの形なんかも合わせて考えるとより深掘りできそうだなとか思いながら聞かせて頂きました。(きっと認証認可とか特定のサービスへの依存が多い構造なので深さ2が多いのだろうと推測)

今後、障害を防止するという取り組みへの発展もあると考えるとこういった知見の蓄積は重要だなと改めて認識しました。

End-to-Endで考える信頼性 — LINEアプリにおけるクライアント開発×SRE連携の実践

speakerdeck.com

弊社にもモバイルアプリがいくつもありますが、私はあまり関わることがなかったので良い機会だと思い参加させて頂きました。 クライアントアプリ特有の通信障害の想定やローカル環境のキャッシュの話など、勉強になる内容が多かったです。

アプリ特有な話の部分もありましたが、エラー時にユーザにどういう表示をさせるかといった考えは他にも通じるものだなと思いました。 私の発表でも高負荷時に機能の縮退やフォールバックをしてコア機能を守るという話をちょうどしていたので、近い考え方で共感できました。

発表中に質問を受け付けて割り込みながら適宜返していくスタイルも2人での登壇ならではのスタイルで面白かったです。

まとめ

スポンサーブースと登壇とでフルで楽しませて頂いた2日間でした。 前回登壇した時はAsk the Speakerなどで声をかけて頂いていろんな方と交流できましたが、今回はスポンサーブースのおかげでより多くの人とお話ができて自分としても非常に勉強&刺激になりました。

SRE NEXT 2027は7/9、10に同じくTOC有明で開催されるようです。 今から来年も楽しみですね。

We are Hiring!

エムスリーではSREを募集中です。 SRE NEXTの発表をご覧頂いて弊社に興味を持って頂いた皆様、カジュアル面談からでもぜひご応募お待ちしています。

open.talentio.com jobs.m3.com