【デジスマ ブログリレー 4日目】
こんにちは、デジスマチームの東です。
2025年5月にエムスリーへ転職し、医療DXサービス「デジスマ診療」を開発するデジスマチームに加わって1年が経ちました。この記事では転職後の1年間を振り返り、転職直後のキャッチアップで意識したことやデジスマチームについて紹介します。
デジスマについて
本題に入る前に、デジスマ診療(以降デジスマ)を簡単に紹介します。
デジスマは、予約や問診、決済といった医療機関の受診に必要な機能をワンストップ化したクラウドサービスで、新しい診療体験を目指しています。
技術的にも多くの技術を採用しています。機能開発においては、最適な技術選定をその都度行いながら、コンパクトなチームでスピード感を持って進めています。
開発チームのより詳しい紹介は、次のスライドや過去の記事にもまとまっていますのであわせてご覧ください。
キャッチアップで意識したこと
初めての転職でしたが、前職で何度か異動を経験していたこともあり「環境が変わっても適応できるだろう」という気持ちがある一方、「ギークかつスマートなエムスリーのエンジニアの中で自分はパフォーマンスを発揮できるのか」という不安もありました*1。
実際に入社してみると、チームのオンボーディングもあり、すぐに Pull Request を出せて、順々にステップアップしながら馴染んでいくことができました。もちろんチームのオンボーディング体験も非常に良かったのですが、私自身も意識しておいて良かったなと思えることがいくつかあるので紹介します。
3つのポイント
最初は AI に頼りすぎない
エムスリーは入社前に想像していた以上に AI を積極的に使っていましたが、私は最初は頼りすぎないようにしました。AI に頼めばすぐに出力が返ってくる時代ですが、その出力を信頼していいかを判断する土台を作るためにも、自分で読み解いて理解することは自分にとって大事な作業でした。
今は AI も積極的に活用しています。振り返ると、コードベースの全体像の把握には AI を使い、詳細を自分で読み理解する、というように使い分ければもっと効率的だったと思います。
毎日少しずつ機能理解を深める
仕様書は充実していても、より自信を持って開発していくためには、仕様がコードでどう実現されているかを自分の中で整理し、自分の言葉で説明できる状態が望ましいと思っています。そこで、毎日少しだけキャッチアップの時間をタスクに入れて、次のサイクルを回していました。
- 理解できていない機能をタスクリストにストックする
- 開発環境を触りながらコードを追う
- わかったことをメモにまとめる
このサイクルの中でチームメンバーに質問を投げかけることもでき、より良い設計や実装に向けた議論につながることもあります。
積極的に Pull Request のレビューをする
デジスマチームは積極的に PR レビューが飛び交う文化ですが、自分はより一層レビューに参加することを意識していました。差分だけ読んでも、周辺コードを理解していなければ妥当性は判断できません。この変更はどの関数や機能に影響するのか、とコードを辿っていくうちに、理解しているコード量が増えていきました。
続けた結果
どれも地味なことですが、積み重ねていくうちに徐々にわかることが増え、開発にも慣れていきました。また、ユーザーからのお問い合わせサポートのローテーションに入ったことで、機能ごとの仕様や挙動の理解が一段と深まりました。気付けば最初の不安はなくなり、やっていける自信がついていきました。
デジスマチームの紹介
1年間見てきたデジスマチームの特徴や魅力をいくつか紹介します。
ユーザーの声を直接聞ける
デジスマチームでは、デジスマを利用している施設への訪問や、デジスマを利用しているユーザーへのインタビューの機会があります。エンジニアも参加でき、ユーザーの課題やドメイン知識に直接触れられる場です。そこで得た知見は、より良い技術選定や意思決定につながります。
パフォーマンスに対する高い当たり前レベル
デジスマチームでは、機能を開発する際にシステムのパフォーマンスをシビアに見ています。私自身、入社後の機能開発やレビューを通じて、パフォーマンス改善の手段や、効率的なクエリの書き方、機能要件とのトレードオフの考え方など、引き出しが増えました。ベターではなくベストを追い求める姿勢が当たり前のチームで、エンジニアとして成長を実感できます。
変化し続けるチーム
チームも技術も変化し続けています。この1年だけを振り返っても、次のような変化がありました。
- チーム体制の変化
- 開発生産性を高めるためにドメインごとにスモールな体制へ移行
- 開発フローの変化
- マルチリポジトリから開発生産性向上のためにモノリポ化
- 案件ドキュメントを Confluence から GitHub Issue へ移行し、AI で扱いやすく
- Kotlin から Go へのリライト *2
「より良い方法があればまずは試してみる」という空気があり、常に進化していけるチームです。
おわりに
転職直後のキャッチアップで意識したことやデジスマチームについて紹介しました。日々充実し楽しみながら働けているのでデジスマチームに来てよかったと感じています。キャッチアップに悩んでいる方や、エムスリーに興味のある方に少しでも参考になれば幸いです。
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*1:「ギークかつスマートな人」という採用方針のメッセージは次の動画で語られています: https://www.youtube.com/watch?v=ywStynQS490&t=914s
*2:移行の背景は Istio VirtualServiceで Kotlin → Go への安全な引っ越し - エムスリーテックブログ をご覧ください