【2026年最新】JetBrains Junie vs Claude Code!AIエージェントの使い分け実践ガイド - エムスリーテックブログ

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【2026年最新】JetBrains Junie vs Claude Code!AIエージェントの使い分け実践ガイド

【マルチデバイスチーム ブログリレー2日目】 エンジニアリンググループ マルチデバイスチームの田根です。

日本最南端の波照間島のニシ浜にはウミガメがいっぱい

私は主に IntelliJ IDEA を使って開発しているので、AIエージェントは JetBrains Junie をメインで使っています。 Claude Code も IntelliJ IDEA のプラグイン Claude Code [Beta] - IntelliJ IDEs Plugin | Marketplace があり、IntelliJ IDEA 上で動かせます。 今回は、この両者を実際の開発プロジェクトでガッツリ使い倒して分かった「リアルな違い」を、率直に比較レビューします。 Junieの自律思考とClaude Codeの馬力、どちらがどんな場面で活きるのか? 使い分けのヒントをお届けします。

※本記事では、Junieは最も安価な Gemini 3 Flash Previewモデル、Claude Codeは最新モデルを使用して比較しています。

JetBrains Junie とは

JetBrains Junie は、JetBrains が提供する AI コーディングエージェントです。IntelliJ IDEA などの JetBrains IDE にネイティブ統合されており、コードの生成・修正だけでなく、テストの作成・実行やプロジェクト全体の文脈を踏まえた自律的なコード変更が特徴です。

Junie のモデルは複数から選べますが、モデルによって消費されるクレジットが異なります。

Junie で選択できる Model

1分でわかる最大の違い

ひと言で表すなら、両者のキャラクターは次のように綺麗に分かれます。

  • Junie: プロジェクト全体を俯瞰し、テストを回しながら自律駆動する「自走型シニアエンジニア」
  • Claude Code: 指示された内容を圧倒的なパワーで超高速に完遂する「圧倒的馬力の実行特化型エージェント」

機能・挙動の徹底比較

比較項目 JetBrains Junie Claude Code
指示へのアプローチ 自動で気を利かせて関連箇所まで修正。ファイル指定しているのに他のファイルまで修正してしまうことも 指示されたこと(そのファイル)のみを修正
テストの扱い 実装前にテストを書く(テストファースト)、挙動確認もテストを実行して検証 指示しないとテストコードの修正・作成はしないことが多い
大規模な変更 苦手(Spring Bootのバージョンアップなどは頓挫しがち) 得意(大きな指示でもパワーで押し切れる)
コード変更の安全性 修正後に確認(事後確認)。コンパイルエラーにはなりにくい IntelliJ上で事前にプレビューされ「承認」する形。指示次第ではコンパイルエラーのままになることも
修正方針の確認 選択肢を提示せず、自己判断で修正を進める 修正方針の選択肢を提案し、人間に判断を委ねる
他のプロジェクトの参照 Project Settings の Modules に追加しないと参照できない 可能
価格 AI Pro プラン 月額 2,800 JPY〜(法人) API従量課金(Vertex AI等)または Pro プラン 月額 $20〜 / Max プラン 月額 $100〜

【思考の深さ】気を利かせるJunie vs 実直なClaude Code

この2つの決定的な差は、「プロンプトの読解力と、それに伴う周辺への気配り」にあります。

Junie:文脈を読んで「関連クラス」まで自動修正

例えば「このエンティティに項目を1つ追加して」と頼んだとします。

  • Junieの場合: 「項目を追加するなら、当然DTOやリポジトリ、マッパー、さらには関連するクラスも修正が必要だな」と自走し、関連ファイルを芋づる式に自動で修正してくれます。
  • Claude Codeの場合: 指示されたそのクラスに愚直に項目を追加して終了します。関連クラスの修正や、テストコードの追従も「指示されないとやらない」というスタンスです。ただし、修正方針に複数のアプローチがある場合は選択肢を提案してくれるため、人間が意思決定しやすいという利点があります。

Junie:「テストファースト」へのこだわり

Junieの最も面白い特性が、「この場合はどうなりますか?」と質問したときの挙動です。 Junieは言葉で回答するだけでなく、実際に検証用のテストコードを書いて動作確認を行い、コンパイルエラーにならないことを確認した上で結果をレポートしてくれます。

この「テストを書いて実際に動かして確かめる」というプロセスを自動で行うため、最終的なコードや回答の信頼性はJunieが一歩リードしています。
Claude Code に比べ間違った回答をすることはかなり少ない印象です。

【パワーと規模】大局に強いClaude Code vs 迷子になりやすいJunie

一方で、タスクの規模が大きくなると評価は真逆になります。

Claude Code:大規模なリファクタリングも力強く完遂

「Spring Bootのバージョンを4.xに上げて、非推奨になったAPIを全部置き換えて」といった、プロジェクト全体に影響が及ぶ大きな指示はClaude Codeの独壇場です。コンテキストの広さと処理能力が高いため、大きな一歩をガツンと踏み出すのが得意です。ただし、大味な指示を出すとコンパイルエラーのまま作業を終えてしまうこともあるため、人間側の手綱引きが必要です。

Junie:大きすぎる指示は迷子に

逆にJunieは、大きすぎる指示を出すと試行錯誤を繰り返した結果、意図しない方向にコードが修正されてしまう(迷子になる)ケースが散見されます。Junieに依頼するときは、タスクをある程度細分化してあげるのがコツです。

【開発UX】コード変更の「承認プロセス」の違い

勝手にコードが変わるのが怖いエージェントツールにおいて、レビューのしやすさは重要です。

  • Claude Code (IntelliJ プラグイン):コードを変更する前に、IDE上にプレビューが表示され、人間が「承認(Approve)」ボタンを押して初めてコードが適用されます。勝手に書き換えられない安心感があります。
  • Junie:基本的には「修正後に人間が確認する」スタイルです。ただし、前述の通りテストを回してコンパイルエラーにならない状態まで仕上げてから出してくるため、事後確認でも破綻しにくいという自信の表れでもあります。

まとめ:私たちはどう使い分けるべきか?

JetBrains Junie を使うべきシチュエーション

  • 新機能の実装で、関連する複数のファイルをスマートに一括生成・修正してほしいとき。
  • 「テストコードもセットで、絶対に動く状態」の綺麗なコードを担保したいとき。
  • 定額の価格体系の中で、じっくりエージェントに自律思考させたいとき。

Claude Code を使うべきシチュエーション

  • フレームワークのメジャーアップデートや、大規模なライブラリ刷新など、馬力が必要なとき。
  • 「ここをこうして」という明確な指示があり、余計な忖度なしで爆速でコードを書き換えてほしいとき。
  • 変更前に必ず手動でプレビューと承認を入れたい安全第一の開発。

どちらが優れているかではなく、「足元の泥臭い実装やテストはJunieに任せ、大きな構造変更はClaude Codeでゴリ押す」という、適材適所の併用スタイルが、現時点で最適な開発環境のひとつと言えそうです。
さらに、Junieで修正したコードはClaude Codeにレビューしてもらい、Claude Codeで修正したコードはJunieにレビューしてもらうという「クロスレビュー」も実践しています。それぞれ視点が異なるため、片方だけでは見落としがちな問題を補完し合えるのもこの併用スタイルの大きなメリットです。
JetBrains Junie は一番安い AI Pro プラン(月額 2,800 JPY)で利用していますが、Claude Code と使い分ければ余裕で足りています。

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