台湾から日本へ:初めての海外就職体験記 - エムスリーテックブログ

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台湾から日本へ:初めての海外就職体験記

皆さんこんにちは。去年10月からAIチームにジョインした、台湾出身の范(ハン)です。

そんな大好きな国ですが、そこからさらに自分の視野を広げたくて、実は大学生のころからずっと「海外で勉強したり働いたりしたいな」と思っていました。

でも、大学・大学院の時期にちょうどコロナが流行ってしまい、卒業後には台湾の男性の義務である「兵役」にも行く必要がありました。

2024年になって無事に兵役が終わり、コロナも落ち着いたので、これ以上待たずに海外での就職に挑戦することにしました!技術的な興味や、気候が合うかどうかも考えて、新しい就職先は「日本」に決めました。

この記事では、私が仕事探しや面接の準備をしてから、実際に入社するまでの体験をまとめました。海外で働いてみたいエンジニアの皆さんの参考になれば嬉しいです。

先に結論を言うと:

  • 文化に馴染むのは大事!まずはネイティブを目標に、言語をしっかり勉強しましょう
  • LLMを最強の相棒として使いこなしましょう
  • 新しい環境に慣れるのは大変だけど、精一杯楽しもう

言語と「信頼」の壁を突破する

エンジニアの就活で一番心配なのは「技術面接をクリアできるか」だと思いますが、当時の私が一番不安だったのは「自分の日本語レベルで、全部日本語の環境でうまくコミュニケーションが取れるか」ということでした。

大学から日本語を勉強していてJLPTのN1も持っていましたが、海外で生活したり働いたりした経験は「ゼロ」でした。事前に「日本企業は、日本に住んだことがない外国人に対して不安を感じやすい(日本の文化に馴染めるか、ホームシックで辞めてしまわないかなど)」とよく聞いていました。

面接官の不安をなくすために、何度も模擬面接を練習しました。目標は、面接でしっかり会話できることをアピールして、「この人なら日本の環境やうちのチームにもすぐ馴染めるな」と安心してもらうことでした。

普通の勉強に加えて、会話の練習のためにマンツーマンの家庭教師もつけました。そのおかげで、面接ではなんとかスムーズに話せるようになりました。でも正直に言うと、これだけ準備しても、実際に働き始めると日本人との差はまだまだ大きいと感じます。とっさに言葉が出なかったり、どう言えばいいか分からなかったりすることが多く、これからも努力が必要だなと思っています。

生活について:新竹から東京への日常の変化

東京に来る前、私は「台湾のシリコンバレー」と呼ばれる新竹(しんちく)サイエンスパークで働いていました。働くにはとても便利な場所ですが、遊ぶ場所は少なく、食べ物が美味しくないことでも台湾ではかなり有名で、長く住んでいると少し退屈で気分が落ち込むこともありました。

東京に来てから、生活は大きく変わりました!ライブや同人誌のイベントに行ったり、自然の中をハイキングしたりするのがすごく便利になりました。遊ぶ選択肢が一気に増えたので、今では「誘惑に負けないように」自分を抑えるのが大変です(笑)。

例えば先週末は、天気が良かったので高尾山へ登りに行きました。景色が良くて、山にはまだ桜がたくさん咲いていて本当に綺麗でした。

入社後の洗礼:適応期と言語の壁を越えて

生活の変化を楽しんだ後、いざ入社してみると職場でもたくさんの壁がありました。職場文化と働き方が前の会社とは全然違いました。特にエムスリーでは非常に仕事の進むスピードが早く、最初は大変ですが、優しい同僚たちがサポートしてくれたおかげで、意外と短い期間で慣れました。

特に会話では、会議で話し終わった後に「今の自分の説明、すごく下手だったな…」と反省することがよくあります(笑)。それでも、同僚たちはいつも広い心で受け入れてくれて、本当に感謝しています!

ちなみに、初めてエムスリーのオフィスに行く時、絶対に『半沢直樹』や『逃げ恥』みたいなオフィスだと思っていたのですが、実際は全然違ってびっくりしました

一方、チャットなどのテキストのやり取りでは、LLM(大規模言語モデル)にすごく助けられています。今はメッセージを送る前にLLMにチェックしてもらい、変な表現や、特に苦手な敬語を直してもらっています。

Claude君、ありがとう!Gemini君、ありがとう!

LLMがもたらす技術と文化の変革

LLMといえば、言葉のサポートだけでなく、実際の技術開発でLLMを使うのにも、最初は少し慣れる時間が必要でした。

前社でもLLMは使っていましたが、今のAIは昔よりずっと賢くなっています。エムスリーでは、LLMが毎日の仕事に欠かせないものになっているとすごく実感します。

会社の中でどれだけLLMが使われているかには驚きました。ただのお試しではなく、開発を含めて、毎日の仕事にしっかり組み込まれています。また、会社全体がAIツールにとてもオープンで、Slackではチーム関係なく、みんなが新しい使い方やコツをよくシェアしています。みんなで新しいツールを使って仕事を効率化しよう!という雰囲気は、エンジニアにとって本当に最高の環境です。

まとめ

今振り返ってみると、海外で働く決断も、今の会社に入ったことも、本当に正解だったと思います。この半年間の自分の成長や生活の変化は、期待通りのものでした。

でも、実際に日本で働いてみると、日本語の勉強に「終わりはない」と痛感しています。今思えば、「よくあの中途半端な日本語レベルで面接に挑んだな?」と当時の自分にツッコミを入れたいくらいです。

慣れ親しんだ環境から勇気を出して一歩を踏み出すのは難しいですし、その一歩を踏み出した後も大変かもしれません。でも、今は新しい生活も、仕事も楽しんでいます。

日本語をちゃんと勉強して、新しい環境を楽しむ気持ちがあれば、きっとなんとかなると思います。

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