エムスリー エンジニアリングGの岩本です。
会社ではiOS開発やサーバサイドの開発を担当していますが、家でDIY・IoT・スマホアプリなどを作るパパエンジニアやっています。
最近Kindleでコミックを読んでいます。コミックって結構頻繁にページめくりをする必要があるんですよね。だからキーボードとか、トラックパッドに手をずーっと置いておくのですが、そのうちこうなります。
手を前にして固定している状態が長時間続くので辛くなるんですよね。
これをITの力で改善します。
なお、エムスリーテックブログのものづくり系の記事が増えてきたのでこちらもよろしければ参照ください。
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方向性の決定
好きなタイミングでページめくりができて、長時間使っても疲れないこと。 これが実現できればどのような形でも構いません。 いくつか考えてみました。
1. ジェスチャーをカメラで認識してページめくり
手を前に出さないし、体勢も常に変化するので肩こりは減りそうです。 ただ正直今よりさらに身体が疲れそう。
2. 声でページめくり
これなら体を動かさないのでジェスチャーの欠点を補うことができそうですが、家族から苦情が来そうです。
3.キーボード or マウスを手に持って操作
無難にこれですかね。ただ、なるべく負担を減らしたいので小さいものにしたいです。
作ったもの
ということで作ったデバイスがこちら
有名なM5StackシリーズのATOM Liteです。 簡単に説明すると、プログラムを簡単に書き込めて、Wi-Fi、Bluetooth、ボタン、LEDがついている安価なガジェットです。 これはボタンが1つだけついているので、BLEキーボード化して特定のキーを送信するようにプログラムしています。
工夫した点
Kindleでは矢印キーを押したいけど他のゲームなどではEnterを押したいという要望に答えるために、 送信するキーを変更できるよう工夫しています。
ボタンを長押しすると編集モードになります。そこで、押したときのキーを変更できるようにしています。 今何が設定されているかなどは自動的にタイピングされます。 設定時のイメージはこんな感じ。
最後に
自分が使うツールをプログラミングして作るのは楽しいですね。 やったことは大したことのないものですが、 少し工夫することで愛着も湧いてきます。 今度は離れた家族を呼ぶトランシーバー的なものも作ってみていなぁ。
ちなみにいつもこんな記事ばっかり書いていますが、普段はKotlin、Go、Terraformなどを書いて仕事しています。
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